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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6196 ストライク

東証P
4,665円
前日比
-20
-0.43%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.2 6.21 1.33 13.08
時価総額 903億円
決算発表予定日

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 経済再開が巻き起こす収益回復の波に乗れ!


「経済再開が巻き起こす収益回復の波に乗れ!」

●最悪の状況は通過、視線は未来に

 緊急事態宣言の解除が順調に進んでいる。まだ解除されてない東京、埼玉、千葉、北海道、そして私の住む神奈川も週明けには解除されそうだ(ただ、本稿を執筆している5月22日時点では予想の段階であり、決定ではない)。もちろん、これで安心とはならない。感染の第二波、第三波が到来する恐れがあり、警戒は怠れないが、株式市場はすでにアフター・コロナ相場に突入し、超スローペースながら水準を高め続けている。

 これは好ましい。急反発したりすると、必ず戻り売りが一斉に出て、回復トレンドが壊れやすくなる。ところが、緩やかな浮上になると、売り手は利食いにしろ空売りにしろ、どこでそれを執行してよいのか判断しにくくなり、結局売らず仕舞い――こうなってしまうことが多い。

 それに、いまはまだ先行きに対して悲観的な見方をしている投資家が多数だ。夏頃に二番底があるだろう、という声も多い。

 その要因としては、世界中で経済活動が再開されても、多くの企業が決定的ともいえるほどの打撃を受け、再起は非常に困難。そのため、不況は深刻なものになり、株は二番底に向かってしまう――こうなるというのだ。

 こうした見方はそれなりに筋が通っており、誰も頭から否定はできないだろう。しかし、そこで忘れられているのは、経済の実態と株式市場の動きは異なるということだ。株式市場が見ているのは、常に数カ月~1年先の将来だ。コロナ禍により世界が活動を止めるなどという最悪の状況は、我々がかつて経験したことのなかったことだ。だが、世界がそんな状況を脱しつつあることに大きな意味があるのだ。

 つまり、株式投資の観点からは、「最悪の状況」は過ぎたのであり、いまはこの点をベースにして投資に取り組んだ方がよい。でないと、せっかくの回復波動に乗り遅れてしまう。

●コロナ禍から回復する企業、好機に転じる企業

 投資対象として魅力的なのは、経済活動の再開により収益悪化に歯止めがかかる企業になる。

 具体的には、まずは共立メンテナンス <9616> がある。企業の社員寮の管理に強い会社だが、ホテル運営との2本柱経営だ。特にホテルはビジネスホテル「ドーミーイン」が有名だ。さすがに現在、ホテル利用は急減しているものの、経済活動再開となると次第に出張が増える。在宅勤務が広がるとはいうものの、出張がなくなることなど考えられない。

 グルメサイト「食べログ」もコロナ禍で利用が激減していただろうが、今後は次第に増加すると見てよいため、運営会社のカカクコム <2371> も株は有望だ。

 コロナ禍により経営が傾いたり、経営意欲を失う企業や商店などが急増していることを考えると、それらは余裕のある企業の買収対象となるだろう。それを仲介する日本M&Aセンター <2127> やストライク <6196> はこれから多忙になると見てよく、株も期待が持てる。

 本格浮上まではなお時間を要するだろうが、オリエンタルランド <4661> の2つのパークも営業再開が近いと見てよい。すぐに客足は戻らないものの、国内客のみでも成り立つパワーを持つアメージング施設を擁するだけに株は再起の確率が高いと見てよい。

 すでに高値圏ながらなお上昇余力があると考えられ、私の大好き銘柄でもあるダイフク <6383> 、MonotaRO <3064> は引き続き魅力的だ。

 これらはいずれも経済活動の再開歓迎狙い、これになる。

2020年5月22日 記

株探ニュース

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