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【フィスコ個人投資家セミナー】ネットマーケティング宮本社長「デーティング市場への参入を表明!」(後半)


本記事は、【フィスコ個人投資家セミナー】ネットマーケティング<6175>宮本社長「デーティング市場への参入を表明!」(前半)の続きです。


★フィスコリサーチアナリスト飯村真由の社長インタビュー★

◇飯村:今年3月に上場されたばかりですが、上場を目指した理由は?

◇宮本:実は創業前から上場したいと思っていました。起業するからには上場を目指そうと、野球少年が甲子園を目指すような感覚で上場を捉えておりました。今後の目標としては、本則市場、時価総額1,000億円とステップアップしていきたいと考えており、ようやくスタートラインに立てたという感じです。

◇飯村:アフィリエイト広告に特化している広告事業で、今後、業界トップを目指すとのことですが、現時点ではどのような位置付けでしょうか?

◇宮本:現在のアフィリエイト広告の業界で言うと、サイバーエージェントさんが1位、我々が2位ですが、大幅に差が開いている訳ではありません。

◇飯村:広告事業の契約社数はどの位でしょうか?

◇宮本:広告事業の前期売上は約75億円だったのですが、広告主数で40社くらいです。1社当たりの金額が比較的大きい金融・ローン・クレジット分野の企業が多く、続いて人材紹介業や美容業などです。

◇飯村:広告事業は4Qの売上が一番高く、続いて1Q、3Q、2Qという順番になっているかと思いますが、これは例年の傾向ということでしょうか?

◇宮本:はい。我々のメイン顧客の1つである美容業の企業様の例で申し上げると、夏前が繁忙期になります。6‐7月が毎年ピークで売上が大きくなる傾向がありまして、6月決算の我々としては、期を跨ぐ形になっておりますが4Qと1Qが売上として大きくなります。

◇飯村:「Omiai」の有料会員の料金システムはどのような仕組みでしょうか?

◇宮本:月々の会費は約4000円ですが、毎月6000円くらい使ってくださっている有料会員の方が多いです。約2000円の従量課金サービスを使うことによって、より多くの方にアプローチするためのポイントを購入したり、自分のプロフィールをブラッシュアップすることができるからです。

◇飯村:今後、「Omiai」をどのように成長させていきますか?

◇宮本:現在はフェイスブックのアカウントを持っていないと使えないのですが、今後はメールアドレスを登録することで全ネットユーザーが利用出来るサービスにしたいと考えています。これは今期の取り組みの重要な部分であり、来期以降の大きな成長につながると思っています。

◇飯村:全ネットユーザー型への切り替えにあたり、たくさんの資金がかかるのでしょうか?

◇宮本:もちろん資金はかかりますが、今期の予算に織り込んでいます。多くの資金を投資して勝負すると言うよりは、サービスに対してどれだけ広告費をかけていけるか、という点が勝負所だと考えております。昨年から社内でプロダクトに頼る戦い方だけだと業界1 位になるのは難しいという結論に達し、宣伝広告費を投じる戦略に切り替えました。

◇飯村:売上構成比率(前期)は広告事業が76%、メディア事業が24%でしたが、今後はメディア事業の割合が増えてくるのでしょうか?

◇宮本:メディア事業は利益率が高いということがポイントなので、どれだけ利益を生み出せるかというところに集中しております。ですので、売上よりセグメント利益を今後逆転させていくということを重要視しております。

◇飯村:以前、取材させていただいた際、「新規事業を立ち上げていく会社だ」とおっしゃっていましたが、メディア事業内でBtoCの新しいサービスを立ち上げて行きたいというお考えでしょうか?

◇宮本:はい。その気持ちは今も変わりません。しかしながら、上場企業として利益もしっかり出して行かなければいけないとも考えておりますので、まず、現状のサービスでどんどん利益を積み上げ、余力を持った上で、新たな事業に投資していきたいというのが今の気持ちです。

◇飯村:最後に株主還元についてのお考えをお聞かせください。

◇宮本:今期は1株当たり10円の配当を予定しており、IRや株価対策を重要視したいと考えております。今後は業績の推移を踏まえて配当政策も考えて行きたいと思っています。


~【追加インタビュー】~

11月9日に第1四半期決算が発表され、取材に伺ってきました。
・【第1四半期決算】
売上高27.09億円(前年同期比9.3%増)、営業利益1.89億円(同44.1%増)
・【上期計画】
売上高52.22億円(前年同期比12.4%増)、営業利益2.54億円(同23.1%増)

◇飯村:上期計画に対する営業利益の進捗率が74.4%と高いですが、第1四半期は社内予算に対してどうだったのでしょうか?

◇宮本:広告事業が堅調だったことに加え、メディア事業の「Omiai」が想定以上の伸びとなり、第1四半期は社内の計画をかなり上振れての着地となりました。

◇飯村:今回から補足説明資料での「メディア事業」「広告事業」と記載順序を逆転されましたか?(これまでは「広告事業」「メディア事業」の順番)

◇宮本:そうなんです。売上の割合が大きい広告事業が主力事業と思われがちなのですが、利益成長を見るとメディア事業の伸びが大きく、第1四半期のセグメント利益は広告事業に迫る勢いです。メディア事業に力を入れていくという意味合いでも、今期からメディア事業の方を前面に押し出していきたいと思っています。

・【メディア事業】
売上高7.40億円(前年同期比44.4%増)、セグメント利益1.44億円(同94.3%)、利益率19.5%
・【広告事業】
売上高19.68億円(同0.05%増)、営業利益1.57億円(同12.9%増)、利益率8.0%

◇飯村:「Omiai」の有料会員数は今回初めての開示ですよね?

◇宮本:はい。有料会員数は9月末時点で44,112人となりました。これまでは開示しておりませんでしたが、より誠実なIR姿勢を示したいという思いから開示することに致しました。

◇飯村:次世代型マッチングアプリプロジェクトとして、デーティング市場への参入を正式に表明されましたね。

◇宮本:今期末頃のサービスインを予定しています。詳細については近日公開させていただく予定ですので、楽しみにお待ちいただければ嬉しいです。

◇飯村:新サービスの開発費は今期の通期予想に織り込んでいますか?

◇宮本:いいえ。今期の営業利益5.40億円という予想数値は新サービスの開発費を織り込んでいない計画です。計画を上振れた利益を新サービスに投下していきたいと思っています。

◇飯村:宮本社長、ありがとうございました!


なお、
個人投資家セミナーの詳しい内容についてはフィスコIRのサイトにて動画が公開されていますので、そちらを是非ご覧ください♪

《TN》

 提供:フィスコ

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