信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

6173 アクアライン

東証G
506円
前日比
+2
+0.40%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
39.7 5.46
時価総額 18.9億円
比較される銘柄
ナック, 
スマサポ, 
エンバイオH

銘柄ニュース

戻る
 

アクアライン Research Memo(6):パーソナルトレーニングジム事業、IoT事業などへ事業領域を拡大


■中長期の成長戦略

1. 主力事業の今後の方向性
アクアライン<6173>は水まわり緊急修理事業を中核に成長を加速する方針だ。中長期的には、既存事業における10万件以上のお客様との接点を生かして、緊急かけつけサービス(カギ、ハススクリーニング、給湯器、PCレスキュー、電気等)に展開することや加盟店制度の導入などを視野に入れており、検討及び準備を進めている。また、2017年5月に設立したリフォーム会社を紹介するサービスを行う子会社リモデルコンシェルジュ(株)に関しても、早期の月次黒字化を目指す。

2. パーソナルトレーニングスタジオで新業態展開
同社は、2016年12月にパーソナルジムを運営する(株)アーム(本社:東京都渋谷区)の全発行株式を取得して子会社化し、フィットネス業界に参入した。アームは、筋力強化やダイエットなどを求める20代~シニア層を対象に、顧客一人ひとりのニーズに合ったサービスを提供する隠れ家的パーソナルトレーニングスタジオ「スタジオアーム渋谷」を運営する。2018年4月には、この会社のノウハウを土台としつつ、同社の集客力やマーケティング力を加えて企画を練り直し、新業態「スタジオフィット虎ノ門」をオープンした。ターゲットをビジネスパーソンに絞り、トレーニングのみならずヨガやピラティスも選べるようにした。効能としてストレス軽減、うつ病予防、肩こり・腰痛・姿勢改善なども期待できる。水まわり修理業界同様に、インストラクターを“サービス業”として位置付け、営業・マーケティングの支援を行うことで、安定して働ける環境を整備する。

3. IoT事業への参入
同社は、ベンチャー企業への出資(34%出資)という形態でIoT事業への展開を開始した。投資先のティー・アイ・エル(株)(本社:東京都千代田区)は、IoT技術を用いて生活者の“安心、安全、便利”を実現するソリューションを研究、企画、開発する会社である。最適なデバイス調達とパートナーとのアライアンスによってAIとビッグデータ解析を組み合わせた高度なアプリケーション設計を得意とする。商品開発の第1弾は「あんしんAI音声自動監視」システムである。同社のサービス現場での活用を想定し、社員が禁止語句を使っていないかや、大き過ぎる声を出していないかなどを音声言語認識技術を用いて検知する。本部のオペレーターがリアルタイムで対応策を連絡することもできる。今後増えていく女性の現場社員の不安や危険を回避するツールとしての狙いもある。同社では、自社のサービスの向上にIoTツールを活用するとともに、効果が高いものに関しては外販も検討し、事業領域を広げたい考えだ。


■株主還元策
連続増配実施。2019年2月期も配当金25円、配当性向20%に増配予想
同社は株主への利益還元を重要課題としており、配当を実施している。配当の基本方針としては、必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を行うとしている。2018年2月期は、好業績を反映して配当金年20円(前期は15円)と連続増配となった。配当性向においても2018年2月期は15.6%(前期は13.1%)と前期から上昇した。今後も配当額及び配当性向を上げていく方針であり、2019年2月期は期末の配当金25円、配当性向20.0%を予想する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《MH》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均