冨士ダイス---工具・金型をものづくり界に供給、配当利回りは4%
冨士ダイス<6167>は超硬合金チップや、それを用いた耐摩耗工具のメーカー。創業以来、主として超硬合金を用いた耐摩耗工具を専門に、直販体制及び受注生産方式で、日本全国および海外においても営業部門、製造所・工場及びサービス部門を配し、工具・金型をものづくり界に供給してきた。主な取扱い製品は、ダイス(線材やパイプの外径寸法を計測)、プラグ(内径寸法を計測)のほか、自動車部品メーカーや製缶向けの工具・金型など。2015年6月に新規上場。
2016年3月期は売上高で前期比4.0%増の168.97億円、経常利益で同6.3%増の12.01億円が見込まれている。超硬製工具類では、顧客の大型パイプ生産ライン増設に伴う大型のダイスの販売増加、及び海外需要の復調による刃物類の販売増加等が前提。超硬製金型類では、顧客の海外工場での需要増による粉末成形用金型の販売増加、及び同じく海外での生産拡大が続く自動車部品生産用金型の販売増加等を見込む一方、製缶金型については前期の特需がなくなるため減少を見込んでいる。
現状、PBRは0.63倍と1倍を下回り、配当利回りは4.02倍と高水準。
《SF》
提供:フィスコ