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東2部・新興市場「冬の陣」 ここからの急騰予備軍“特選6銘柄”<株探トップ特集>


―中小型材料株に訪れた活躍の季節、冬の寒さを吹き飛ばす熱いテーマが再び蘇る―

 来週月曜日(28日)が1月相場の実質最終商い日となる。2019年1月相場を振り返ると決してフレンドリーな地合いではなかったが、足もと全体株価の値動きを見る限りマーケットは明らかに打たれ強くなっている。マクロ面に目を向ければ楽観ムードには遠く、これは1月中旬以降の低調な売買代金にも反映されている。米中貿易協議の行方は依然として不透明で、世界景気減速の影が色濃くなるなか、米国経済のリセッションに対するリスクも無視できなくなっている。しかし、相場は夜明け前の暗闇のなかで下げ止まるのが常だ。センセーショナルな好材料で一瞬にして景色が変わるのではなく、株価が悪材料に反応しなくなった時、静かに底を入れるものだ。今はそうした時間軸にあるのではないか。

 もちろん2月相場も油断はならない。昨年12月25日の“ブラッククリスマス”に似たような波乱相場に揺さぶられる可能性がないとはいえない。決算発表本格化を控え主力株に慎重なムードが漂うのは仕方のないところだが、一方で中小型株に元気な銘柄が多いのは救いだ。東証1部と比較して個人投資家の土俵である新興市場や東証2部の銘柄が相対的に強さを発揮している。24日時点の東証1部の騰落レシオが88%であったのに対し、東証2部は95%、マザーズは93%、ジャスダックはスタンダード基準で94%、グロース基準で100%となっている。また、日経平均は13週移動平均線の2万1160円近辺にはまだ距離があるが、東証マザーズ指数は既に13週線を上回り、960~970ポイントに位置する26週移動平均線との下方カイ離もほぼ解消した局面にある。

 全般市場エネルギーが盛り上がりを欠いている今の状況下では、中小型株優位の構図は動かないだろう。全体地合いを横目に機動的な売買スタンスが求められるとはいえ、テーマ材料株物色の流れにうまく乗れば勝利を掌中に収めるのに難しい地合いではない。今回はマザーズ、ジャスダック、東証2部市場をターゲットに置き、それぞれの市場から2銘柄ずつ、株価の居どころを変える可能性に富むテーマ材料株をピンポイントで選出した。

【イードは5Gモビリティで株価変貌の序曲】

 イード <6038> [東証M]はここから強力な戻り相場を演じる可能性を内包している。業績は回復色が鮮明。超軽量株に位置付けられるがほどほどの流動性があり、もちろん急騰力も申し分がない。電気自動車(EV)が普及期に突入する一方、自動運転技術やコネクテッドカーなど自動車はITとの融合で急速な進化を遂げる過程にある。そのなか、同社は「イード5Gモビリティ」というビジョンを掲げ、収益機会の獲得に乗り出している。同社は自動車やIT関連のウェブサイトを運営しているが、自動車と通信業界双方にパイプを持つ同社ならではの戦略が株価変貌の序曲を奏でさせることになる。

 会社側では「自動車業界はIT企業が業界の垣根を越えて続々と提携の動きを強めており、当社はその両業界の橋渡し役を担える位置にいる」と主張する。そして「例えば当社自ら出資する選択肢も含め、関連企業の 5G環境を活用した新サービスの立ち上げに傾注する」(会社側)というのがイード5Gモビリティのコンセプトである。同社を単なるウェブサイト運営会社と考えるのは大きな誤りといえる。同社の前18年6月期は営業利益段階で2億5600万円と前の期比で約3倍化、19年6月期も前期比2ケタ増益で2億8500万円を計画している。株価は底値圏に位置し、中勢トレンドで17年2月の高値1940円を目指す息の長い上昇相場が期待できる。

【野崎印はICタグで中期成長ステージをにらむ】

 野崎印刷紙業 <7919> [東証2]の400円台前半でのもみ合いは絶好の買い場とみられる。株式市場では改元に伴い商業印刷部門に特需が発生するとの思惑が根強いほか、今後セルフレジの普及などで市場急拡大が期待されるICタグ関連としての切り口で大きく人気化する素地がある。現在、セルフレジ向けなどのICタグ開発を鋭意進めているが、会社側では「宝飾品関係などの業界では既に商品(ICタグ)を納入しているところもある」としている。また、今後は「(従来のタグで)納入実績のあるアパレル関連でICタグ需要を開拓できればと考えている」と期待を募らせる。アパレルではセルフレジ導入に積極的なGU向けなどが有力対象として浮上するだけにインパクトは大きなものがある。

 印刷物製造という地味な業態にありながら、株価は昨年8月から10月にかけて急動意し、200円台半ばから10月中旬には569円の高値まで駆け上がり2倍以上に化けた。個別材料株の中でもITやバイオなどテクノロジー系企業とは別路線を走る銘柄で異彩を放った。そしてここからは理想買いから現実買いのステージへと移行する。この時の569円を抜き去るのが今回の上昇ストーリーの主眼となりそうだ。

【ジーンテクノは満を持して再生医療に本腰】

 ジーンテクノサイエンス <4584> [東証M]は強力な上昇波形成に向けエネルギーを充填、目先調整を完了させ再騰前夜の気配を漂わせる。同社は北海道大学と連携するバイオベンチャーで、白血球減少症を治療する薬などバイオ後続品に重心を移行させている。しかし、そうしたなか1月17日に歯髄幹細胞を用いた再生医療事業を展開するセルテクノロジー(東京都中央区)を株式交換で完全子会社化することを発表、これが本格的な株高への契機となりそうだ。歯髄幹細胞は脱落乳歯などから採取可能で、セルテクノロジーは提携する歯科医院などと連携して、この幹細胞を安定的に収集し提供することができる。

 ジーンテクノは今回のセルテクノロジー買収に関して、「当社はバイオシミラー(後続品)事業に注力することを本意とはしておらず、やはり新しい医療創出の方法論としての再生医療分野開拓に強いこだわりがある。今回の案件については、本来当社が目指す領域への第一歩と捉えている」(会社側)としている。同社はセルテクノロジーを完全子会社化する目的として「研究開発のリソースを確保するという点を主眼に置いている」(同)としており、今後、再生医療分野で同社の存在感は大きく増すことになる。時価総額は150億円前後にすぎないが出来高流動性に富み、上昇局面ではうねりを伴う材料株特有の値運びが短期資金の食指を動かす。18日につけた高値922円を早晩クリアして、昨年12月7日以来の4ケタ大台を視界に入れる局面が訪れるだろう。

【ヒューマンHDは海外人材育成で隠れた本命】

 ヒューマンホールディングス <2415> [JQ]は底値圏に位置しており、ここは強気に買い向かって大きく報われることになろう。同社は予備校を祖業としており、そこをスタート地点に教育人材派遣介護の3分野で業界を先駆する実力は高く評価される。昨年12月に外国人労働者の受け入れ拡大を促す改正出入国管理法が成立、今年4月に新制度がスタートするが、これに伴い外国人向け日本語学校への需要が高まることは必至となっている。

 そのなか同社は、「東京と大阪、そして佐賀県で計3校運営しており、昨年9月末時点で生徒数は3300人に達している」(会社側)としている。また、日本語学校だけではなく、日本語教師養成講座も手掛けており、「現在、3000人を超える生徒を抱える日本語学校の教師は7割が当社の養成講座の卒業生」(同)という状況だ。つまり、“日本語を教える人材”を自社で育成している点も強みとなっている。また、日本ではITエンジニアの人材不足が際立つ環境にあるが、同社は「インドなど海外からIT系の優れた人材をハンティングして、日本で働けるよう育成する業務も行っている」(同)ことから、今後の成長に向けた期待が大きい。19年3月期は宣伝コストなどの負担で利益が抑えられる見通しながら、20年3月期以降はIT分野の人材派遣が軌道に乗り2ケタ成長局面に入りそうだ。

【キョウデンはプリント基板の最強銘柄に位置付け】

 キョウデン <6881> [東証2]が底値もみ合いから静かに立ち上がりつつある。プリント配線基板分野で商品競争力が高く、電子機器の受託製造をワンストップで対応できる優位性が同社の最大の特長だ。ここにきて、半導体関連全般に見直し機運が台頭しているが、それと歩調を合わせてプリント基板メーカーの株価が相次いで急動意している。そのなか、同社は需要獲得に向けた間口の広さでは業界最強といってもよく、底値離脱に動き出した時価は狙い目といえる。業績もここ数年来目を見張る利益成長が続いており、19年3月期も営業利益段階で41%増益予想(18年3月期実績は47%増益)と絶好調、自動化による生産能力増強や内製化比率を高めることで利益率も向上、PER7倍と株価指標面からは割安感が際立つ。

 プリント基板の需要先としては自動車向けなどが牽引しているが、コネクテッドカーや電気自動車(EV)の普及など、自動車はエレクトロニクス武装が一段と進むことになり、同社にとって中期的にも追い風が強まる。会社側では「(自動車向けは)海外がメインでタイ向けなどを中心に需要を取り込んでいる」という。また、今後については「次世代通信規格5Gが立ち上がる過程で、プリント配線板も規格変更に伴う新たな需要が創出されることが予想され、そちらにも対応したい」(会社側)と期待を寄せている。株式需給面では信用買い残がやや重いとはいえ出来高流動性は十分であり、株価上昇局面に入れば自然と商いも盛り上がるため、130万株程度の信用買い残はそれほど気にはならない。

【和井田は工作機械株見直し機運に乗り逆襲高初動】

 和井田製作所 <6158> [JQ]は1200円近辺で売り物を枯らしており、持ち前の瞬発力を発揮して“逆襲高”のターンに入りそうだ。中国景気減速の影響から工作機械セクターは同社株に限らず大幅な株価調整を余儀なくされたが、昨年の10~12月期を境に受注は底入れの気配が垣間見える。工作機械株は夜明け前が買い場となる代表的なセクターだけに、このタイミングは逃さずモノにしたいところだ。

 同社は、ナノミクロン単位に特化した高技術力が売り物で、設計、部品加工、組立、制御、研削加工にわたり抜群の競争力を有する。需要先としては「ハイエンド化の進むスマートフォン向けで精密金型関連の工作機械、自動車業界向けでは切削工具の加工用工作機械で需要を取り込んでいる」(会社側)。スマホ向けは米中貿易摩擦の影響などもあって向かい風が意識されるものの、株価はそれを過分に織り込み売られ過ぎの水準にある。また、世界的に市場急拡大途上にある電気自動車(EV)向けで引き合いが活発化しているパワー半導体でも、同社が手掛けるウエハー平面研削盤は必須商品となり、中期的な業績成長シナリオに陰りはない。信用買い残も昨年秋口のピーク時から40%減少させており、いったん見直し機運に乗れば急速な戻り足が期待できる。

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