エラン---2016年12月期は従来予想を上回り10年連続の増収増益、(株)エルタスクを買収し、東北エリア進出

エラン<6099>は10日、2016年12月期決算を発表。売上高は前年同期比26.6％増の114.07億円、営業利益は同25.1％増の7.36億円、経常利益は同26.7％増の7.49億円、当期純利益は同37.9％増の5.00億円だった。売上高、各利益ともに16年12月期に上方修正した予想額を上回り10年連続の増収増益。

介護医療関連事業の主力サービス「CS（ケア・サポート）セット」（病院に入院している個人等に対して衣類、タオル類の洗濯サービス付きレンタルと日常生活用品の提供を組み合わせた日額制のサービス）を取り扱う病院や介護老人保健施設等の開拓が進み、期末のCSセット導入施設数は前期末比120施設増加の764施設となった。

2017年12月期の通期業績については、売上高が前期比20.1％増の137.00億円、営業利益が同1.9％増の7.50億円、経常利益が同1.8％増の7.63億円、当期純利益が同1.1％増の5.05億円と増収増益を見込む。期末配当は前期の1株当たり12円から4円増額の16円を予定。

2017年12月期も継続してCSセット導入施設の開拓、11期連続の増収増益予定。決算発表と合わせて、2016年4月に業務資本提携を行った(株)エルタスク（岩手県）の買収（100％子会社化）を発表。(株)エルタスクは東北エリア4拠点で、CSセットと同種のサービスを展開。エランにとって東北は未進出のエリアであり、同社を傘下に収めることにより、北海道から九州までのエリア展開が拡大、成長の加速が期待されよう。

《TN》

　提供：フィスコ