貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6098 リクルート

東証P
6,312円
前日比
-118
-1.84%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
27.5 4.99 0.36 1.98
時価総額 104,138億円
決算発表予定日

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 再起力で選別!買い場提供の“ちょい下げ”銘柄


「再起力で選別!買い場提供の“ちょい下げ”銘柄」

●市場は歓迎、動き始めた2つの気掛かり材料

 「待てば海路の日和あり」――この言葉はもともとは、「待てば甘露の日和あり」であり、それが変じたものだという。知らなかったなあ、だ。

 で、なんでこんなことから書き出すかといえば、現在の株高こそ「待てば海路(甘露)の日和あり」の具現化であると思うからだ。私は厳しい状況下で、「自律反発を待とう」と主張してきた。それは、「待てば海路(甘露)の日和あり」に期待していたからのこと。いまはそれが実現していることになり、好ましい状況が訪れていると見てよい。

 材料は2つだ。

(1)米中貿易協議が進展、米中首脳会談が開催されそうである。

(2)パウエルFRB議長が早期利下げの可能性を示唆する発言を行った。

 どちらも前々から気掛かり材料であり続けていたことであり、ようやくかなり明瞭な形になってきたといえるため、市場は早速の歓迎高中といったところだ。

 そのため、米国市場ではすでにS&P500が史上最高値に進み、NYダウも間もなく新値を更新するだろうが、日経平均株価はどうか。

●円高にうろたえるべからず

 米国の利下げはドル安・円高の要因。当然、これは問題になる。

 実際、円相場はこの原稿を書いている時点で107円台前半、106円台に入りかねない水準まで上昇している。

 問題は輸出関連株がどの程度マイナスに反応するかになる。この点どうなのか。プラスの反応はないだろうが、マイナスのそれは21日のトヨタ自動車 <7203> 、日立製作所 <6501> などの動きを見る限り、さほど大きくなかった。

 案外、円高対応力がある。こう見ることができるため、たとえ、更なる円高に振れたとしても慌てないようにしたい。また円高か……でよい。

 そこで、こんな状況を踏まえた新規投資は、全般相場が6月4日に底を打つ中、せっかく回復に転じたにも関わらず、目先反落した銘柄を拾っておくのが投資効率がよい。上昇力が強いのに一服した形になっているため、再起力が高いと見られるからだ。

 具体的には、まずはリクルートホールディングス <6098> だ。求人検索サイト「インディード」の運営好調が続いていることを考えると、株価のちょい下げは見逃さないようにしたい。

 「5G」関連株のNEC <6701> 、そしてアンリツ <6754> も同様だ。

 どんどん上がってしまい、買い場がなかったM&Aキャピタルパートナーズ <6080> も、目先もう少し下げることもあり得るが、下げ止まりを待って投資したい銘柄になる。値動きはややスローだが、同業の日本M&Aセンター <2127> も、まだ拾いどころにあると見る。

 「チェキ」のヒットがあった富士フイルムホールディングス <4901> 、中国でのネット販売好調な資生堂 <4911> も魅力的だ。

2019年6月21日 記

株探ニュース

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