ウィルグループ Research Memo(5):今後の成長維持と株主還元のバランスを考慮、通期業績次第で増配の可能性も
■2016年3月期第2四半期連結決算
(4)株主還元
ウィルグループ<6089>は今後も成長を維持することと、株主への還元の両方のバランスを考慮し、配当性向10%を目安としている。一方、株式の流動性を高めるとともに、株主数を拡大するため9月1日に株式を2分割した。2014年9月1日に引き続き、2年連続の分割である。株主還元としては、期末に1株当たり6.50円の配当を実施する。配当性向は10.2%となる。株式分割を考慮すると、期初予想を据え置いたことになるが、同社では好調な業績を背景に株主還元にも積極的に取り組む姿勢を見せており、通期業績の結果によっては増配となる可能性もある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)
《HN》
提供:フィスコ