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2016年07月21日16時22分

アキテクツSJ Research Memo(1):新しいフェーズへ移行中


アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>は、2007年に建築家ネットワーク事業の運営を目的として大阪市に設立された。現在、日本最大の建築家ネットワークを運営しており、2016年3月時点の登録建築家数は全国の建築家の半数を超える2,713名に達した。また、施主と建築家、建設会社が打ち合わせをするスタジオは、全国で195ヶ所を数える。

これまで日本では、建築家が設計する注文住宅はボリュームゾーンの価格帯を希望する施主にとっては高嶺の花であったが、同社は、施主と建築家を独自のネットワークで結びつけることにより、適正価格で建築家との家づくりを可能とするプラットホームを構築した。会員登録は無料で、好みの建築家からプランの提案を期間・回数の制限なく受けられる。一方登録建築家は、加盟建設会社が開催するイベント会場で多くの見込み客と巡り合う機会が得られる。また、地理的制約が緩和され、活躍の場が全国に広がった。加盟建設会社は、顧客への訴求力が高い建築家の設計した住宅の施工を手掛けるため、営業面でのサポートを得ることになる。しかし、アベノミクス後の建築資材費の高騰と公共事業の増加により加盟建設会社が、注文住宅事業を後順位としたため、同社の収入源となる成約件数やイベント開催数が減少した。

2016年3月期は、売上高が前期比11.9%減の1,279百万円、営業利益と経常利益は90百万円の損失になった。売上高の大半が手数料収入であることから、減収がストレートに利益悪化につながった。2017年3月期の予想は、売上高が前期比19.4%増の1,528百万円、営業利益と経常利益はともに15百万円へ黒字転換を見込んでいる。

同社が直面する課題は、ボリュームゾーンの顧客へのコスト対応と工事請負契約までのリードタイムの短縮になる。対策として、コストクラッシュを回避するための最新積算システム「COSNAVI」の利活用、調達コストの低減を図る本部一括仕入れ、工事請負契約までのリードタイムを短縮する「ASJ CONCEPT HOUSE」、2名の建築家からの同時提案により成約率をアップさせる「プランニングコースDUAL」を推進する。

■Check Point
・2016年3月期は、2ケタの減収により営業損失へ転落
・課題の対策は「COSNAVI」、一括仕入れ、「CONCEPT HOUSE」、「プランニングコース DUAL」
・「ASJ CELL」を核に、事業全体の活性化を図る

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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