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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6070 キャリアリンク

東証P
2,358円
前日比
-38
-1.59%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.2 2.07 5.09 3.31
時価総額 297億円
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決算発表予定日

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キャリアリンク Research Memo(1):BPO関連事業を主軸とした総合人材サービス会社


キャリアリンク<6070>は、BPO(業務プロセスの外部委託)関連事業を主軸とした総合人材サービス会社。官公庁向け案件での高い実績を背景に、民間企業向けBPO案件の受注拡大を強化している。

12月28日付で発表された2016年2月期第3四半期累計(2015年3月?11月)の業績は、売上高が前年同期比17.7%増の12,160百万円、経常利益が同4.5%減の643百万円となった。通期計画に対する進捗率は売上高が74.3%、経常利益が68.6%となり、利益ベースで若干遅れ気味となっている。これは11月より本格稼働するとみていたマイナンバー関連業務が、番号通知カードの発送遅れにより、本格稼働が12月以降にずれ込んだことが影響している。

2016年2月期の売上高は前期比17.4%増の16,368百万円、経常利益は同14.2%増の938百万円と期初計画を据え置いている。売上高に関しては第4四半期にマイナンバー関連業務が本格稼働していることなどを考慮すれば、計画をやや上回る可能性が高い。また、利益ベースでも同業務が順調に立ち上がっていることなどから、会社計画を達成できるものと弊社では見ている。

2017年2月期は売上高が今期見込み比23.2%増の20,160百万円、経常利益が同27.9%増の1,200百万円と2ケタ増収増益が続く見通しだ。マイナンバー関連業務が年間でフル寄与するほか、その他民間BPO案件も取引シェア拡大等により、引き続き成長が見込まれる。また、電力の小売販売自由化により、新規参入事業者からのコールセンター業務など新規受注の獲得も期待される。

株主還元策として同社では、安定配当の継続と株主優待制度を導入している。2016年2月期は前期比2円増配の18円(配当性向20.1%)を予定している。また、株主優待としては、8月末に100株以上保有の株主に対してQUOカード1,000円相当を贈呈している(300株以上保有株主は2,000円相当)。

■Check Point
・BPO関連事業は前年同期比で大幅な増収、サービス品質に高評価
・通期は増収増益を見込むが、売上高は計画を上回る可能性も
・2016年2月期の配当は2期連続の増配となる2円増配の18円を予想

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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