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6062 チャームケア

東証P
1,648円
前日比
+53
+3.32%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
14.5 3.46 1.58 34.90
時価総額 539億円
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利益成長【青天井】銘柄リスト〔総集編〕第3弾 21社選出 <成長株特集>

 本特集では、7月下旬から8月中旬までの決算集中期間に随時配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。今回は東証1部銘柄を対象とした第1弾(9月2日配信)第2弾(9月6日配信)に続き、時価総額50億円以上の東証2部上場銘柄と新興市場(マザーズ、ジャスダック)を対象に、18年4-6月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ通期計画も最高益を見込む利益成長“青天井”銘柄をリストアップした(9月7日現在)。

 下表では、本決算月にかかわらず、直近3ヵ月実績の4-6月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を5%以上、上回って更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している21社を選び出し、4-6月期経常利益の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったトレンダーズ <6069> [東証M]の4-6月期(第1四半期)は投資事業で保有していたSmarprise社の全株式を売却したことに伴い、売却益が発生したことが収益を大きく押し上げた。2位のSECカーボン <5304> [東証2]は電炉用黒鉛電極の世界的な需給逼迫や原料ニードルコークスの価格高騰を背景に、黒鉛電極の販売価格を引き上げたことが奏功し、4-6月期(第1四半期)経常利益は36.5億円と11年ぶりに過去最高益を更新した。上期計画の49億円に対する進捗率は74.7%に達しており、業績上振れが期待される。

 3位に入ったチャーム・ケア・コーポレーション <6062> [東証2]の4-6月期(第4四半期)は新規開設した老人ホームの入居が順調に進んだうえ、既存施設で高水準の入居率を維持したことが業績拡大につながった。あわせて発表した19年6月期の経常利益は前期比30.8%増の13億円と3期連続の最高益更新を見込む。今後は首都圏を中心に高価格帯ホームの新規開設を積極化し、“量から質”への転換を進める。また、富裕な高齢者マーケットを対象とする不動産事業に進出し、介護事業に続く収益基盤を確立する構えで、売上高500億円(前期実績は135億円)を中長期的な目標に掲げる。株価は軟調な全体相場に逆行し、青空圏を快走する展開が続いている。

 5位のダブルスタンダード <3925> [東証M]はAIを活用したデータクレンジング(データ整備・正規化)や新サービスを中心としたビッグデータ関連案件の受注が大きく伸びた。また、コスト意識の高まりや業務効率の向上で販管費率が低下したことも利益を押し上げた。第1四半期業績の好調に伴い、通期の経常利益を従来予想の7億円→8.5億円に上方修正し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。指標面では予想PER55.9倍と割高感が強いものの、市場拡大が見込まれるビッグデータ関連の一角として中長期的な成長期待は大きい。また、東証1部への市場変更に向けて準備を進めており、1部昇格候補としても注目を集める。

 6位のJMC <5704> [東証M]は鋳造事業で電気自動車(EV)向けの新規部品開発や難易度が高い重要保安部品の試作案件を多く獲得し、4-6月期(第1四半期)の経常利益は3四半期連続の過去最高益を達成。3Dプリンター出力事業で心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」の販売が伸びたことなども収益拡大に貢献した。続く7位に入った東映アニメーション <4816> [JQ]の4-6月期(第1四半期)は国内外でスマートフォン向けゲーム「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」をはじめとする版権収入が拡大したうえ、中国や北米向け映像配信権の販売も好調だった。決算発表とあわせて通期業績を上方修正したが、第1四半期経常利益は修正した通期計画に対する進捗率が41.2%と高水準で、さらなる上振れも期待される。

 10位に入ったのは自動車や空調機器に組み込む温度センサーの製造を主力とする大泉製作所 <6618> [東証M]。直近3ヵ月の4-6月期(第1四半期)は自動車部品事業で既存製品のカーエアコンやエンジン向け温度センサーの増産効果に加え、電動化領域の受注拡大も顕著で、経常利益は過去最高益を24.8%上回る2.6億円に膨らんだ。自動車電装化が進展する中、二次電池用やモーター用といった先端センサーの開発に注力姿勢であり、今後も折に触れて電気自動車(EV)関連などとして注目を集めるとみられる。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名     上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<6069> トレンダ      162   325   124   39.2   550   395 27.4
<5304> SECカーボ   81.1  3658   2020   33.8   8400   6280 10.1
<6062> チャームケア   71.3   483   282   30.8   1300   994 25.3
<8938> LCHD     59.2  1172   736   14.4   1200   1049 26.2
<3925> ダブスタ     53.6   258   168   52.8   854   559 55.9
<5704> JMC      44.9   100    69   34.5   261   194 64.7
<4816> 東映アニメ    42.0  5067   3569    6.4  12300  11561 18.2
<6046> リンクバル    37.3   217   158   15.0   568   494 43.0
<8945> 社宅サービス   25.3   342   273   15.2   1002   870 10.8
<6618> 大泉製      24.8   262   210   31.5   597   454 19.3

<6324> ハーモニック   23.4  4826   3911   43.9  17600  12228 31.8
<3150> グリムス     17.9   363   308   22.7   1350   1100 24.7
<6518> 三相電機     14.5   315   275    8.8   1130   1039  7.7
<3923> ラクス      13.2   464   410   10.3   1376   1247  113
<7192> 日本モゲジS   12.7   275   244   20.0   991   826 16.5
<2916> 仙波糖化     11.7   381   341   12.1   970   865 20.7
<3300> アンビション   10.4   552   500    7.0   1088   1017 13.4
<6626> SEMTEC    9.9   520   473   10.9   1140   1028 28.2
<9707> ユニマRC     9.1   735   674    5.4   2124   2015  8.7
<1739> SEEDH     5.6   586   555    2.4   1605   1568  5.7

<6161> エスティック    5.1   393   374    2.7   1295   1261 13.9

※ 2017年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。

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