6050 イー・ガーディアン 東証1 15:00
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2016年09月17日20時00分

“炎上”そして株価暴落…高まる「ネット監視」ビジネスの価値 <株探トップ特集>


―加速する監視需要、Eガーディアンやホットリンクなどに熱視線―

 企業がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)での自社に関する書き込みに神経をとがらせている。1人のツイートをきっかけに特定の企業に批判が集中し、その結果、時価総額が半分以下になったケースもあるなど、ネット上での「炎上」が重大なリスクとして意識されている。今後はSNS監視の需要がさらに加速するとみられ、株式市場でも関連銘柄に関心が高まっている。

●思わぬトラブルでブランドイメージが毀損

 SNSとは、自分の趣味や社会生活を公開しながらネットワーク(ユーザー同士の関係)の形成を促進するサービスのこと。代表的なものとして、ツイッターやフェイスブックなどがある。誰もが簡単に情報発信できる特性から、あらゆる企業が新商品の紹介やキャンペーンの告知などに活用しており、マーケティングの重要なツールとなっている。ただ、その絶大な拡散力・発信力は諸刃の剣になりかねず、思わぬトラブルでブランドイメージが毀損する可能性も併せ持つ。例えば、社員やアルバイトの軽率な投稿から所属する企業や店舗への批判が集中し、閉鎖や休業に追い込まれたケースは記憶に新しい。

●カギは「早期発見」「原因把握」「適切な対応」

 加えて、最近目立っているのがSNS上での「炎上」をきっかけに、上場企業の企業価値が低下してしまうケースだ。ピーシーデポコーポレーション <7618> は、8月中旬にツイッターで会員サービスの解約料が高額だと批判されたのを機に、株価は半値以下にまで急落。SNSの脅威を感じさせる新たな事例となった。

 企業側に非がある場合にはSNSでの批判も仕方がないが、社員やアルバイトの不正行為やイタズラをきっかけとした炎上のように企業側の非が見出しにくい場合もあり、炎上を未然に食い止めるためには「何かが起こった時にSNSをチェックして対応するのではなく、特に消費者と直接関わる企業は普段からSNSにおける自社の評価などを把握しておく必要がある」(中堅証券アナリスト)との声は多く、リスクの「早期発見」「原因把握」「適切な対応」が重要となってくる。とはいえ、24時間365日、自社で監視・対処するには限界があるのが実情だ。

●Eガーディアンやホットリンク、ポールHDなどに商機

 そこで注目されるのがSNSの監視を専門的に手掛ける企業で、リーディングカンパニーといえる存在がイー・ガーディアン <6050> だ。同社の基本は専門のオペレーターによる有人監視サービスで、大規模サイトを中心に月間の監視投稿数は約3000万件を誇る。効率を上げる各種ツールも併用され、学習型AI(人工知能)機能搭載の投稿監視システム「E-Trident」は、オペレーター1人当たり毎時4000件の高速処理が可能。AI型画像認識システム「ROKA SOLUTION」は、ネット上に増え続ける画像に対して自動で判別・把握することができる。また、今年5月には女性アイドルがファンに刺される事件が発生したが、同社はすぐさま芸能・タレント事務所向けにストーカー被害を防止するSNS監視サービスの提供を始めている。なお、同社は16日付で東証マザーズから東証1部に市場が変更となっている。

 ホットリンク <3680> [東証M]は、ソーシャルモニタリングツール「e-mining(イーマイニング)」を運用している。約2000メディアを網羅し、SNS上での風評被害や誹謗中傷、情報漏洩などをいち早く検知できることから、金融業や食品加工業、小売業、医薬品業、化粧品業など累計1000社以上で導入された実績がある。7月からは、より手軽で低コストな「ソーシャルメディアリスクアラート」の販売を開始した。

 データセクション <3905> [東証M]の不適切投稿監視サービス「Social Monitor+(ソーシャルモニタープラス)」は、SNS上にある膨大な書き込みの中から、自社ブランドなどの特定のテーマに関する書き込みを定点的に観測できるツール。メール通知機能で素早く変化を把握できる。

 ポールトゥウィンピットクルーホールディングス <3657> は、グループのピットクルーが投稿監視システム「Marshal(マーシャル)」を運用。監視のみならず、記事投稿代行やSNS上に寄せられる問い合わせの対応などのサービスも提供している。

 セキュアヴェイル <3042> [JQG]は、情報セキュリティの構築やログ分析サービスなどを手掛けている企業。同社のネットワーク・セキュリティー運用監視サービス「NetStare(ネットステア)」は機器の稼働状態に加え、不正アクセスなども監視する。

 このほか、アフィリエイト(成果報酬型広告)監視システム「AdWatcher(アドウォッチャー)を手掛けるオプトホールディング <2389> や、グループ会社が投稿モニタリングサービスやソーシャルリスニングを提供しているガイアックス <3775> [名証C]などにも注目したい。

株探ニュース

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