6037 ファーストロジック 東証1 15:00
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2016年10月27日14時18分

ファストロジク Research Memo(2):約50%のシェアを誇るトップ企業だが、更にシェアを伸ばしていく


■投資のキーポイント

(1)弊社が考える同社への投資のキーポイントは以下のとおりだ。

a)物件掲載数のシェアが順調に伸長している
ファーストロジック<6037>は成長の最重要課題として物件掲載数において圧倒的なシェアの確保を優先させることを明確にしている。現状でも約50%のシェアを有するトップ企業だが、73.9%にまで高めることを目指している。同社の物件掲載数は日を追って増加しており、シェアが順調に伸長していることがうかがえる。

b)成長性はまったく失われていない
2017年7月期について営業増益率はわずか1.0%で、営業利益率は2期連続で低下して36.9%になると予想されている。これをもって同社の高成長は終わったと判断するのは早計だ。同社は人材の獲得・教育や広告宣伝に先行的に費用を投下する計画で、2017年7月期の低成長は、これらが一時的に利益を圧迫する結果に過ぎない。「営業人員増⇒収益拡大」の因果関係は過去実績で証明されており、現在計画する投資は将来に向けて必要不可欠な投資だ。これが一段落すれば利益率はおのずとかつての水準に戻ると期待される。

c)「大家さんの味方」のリリースはサイトの活性化に貢献している
リフォーム案件を対象とする「大家さんの味方」が2015年7月にリリースされた。リフォームメニューは4カテゴリーで、加盟するリフォーム会社数は当初計画を下回っている印象だが、定性的には大きな貢献を果たしていると弊社では評価している。それは「楽待」の活性化だ。従来の「楽待」では物件の売買が終了すれば、一旦サイト訪問の需要が減少する傾向があった。しかし「大家さんの味方」があることで、物件保有期間を通じて常にサイトを訪問する需要が生じる。どんなサイトでも“アクティブ”であることが最大の価値であり、その点で「大家さんの味方」の貢献度は大きいと弊社では考えている。

(2)なお、同社に対する主な疑問点に対する弊社の見解は以下のとおりだ。

a)不動産市況の下落によって同社の収益も影響を受けるのではないか?
同社が運営する「楽待」の事業モデルは、不動産市況には影響されない。物件の成約状況や価格と同社の収益が連動していないためだ。むしろ、不動産市況の下落は不動産投資においては取得コストの低下によって利回り向上へとつながりやすい。これは不動産投資家を活性化させ、そこを狙った物件掲載数の増加へとつながることが期待される。すなわち、不動産市況の下落は同社にとってはむしろ追い風と言える。

b)「楽待」はSUUMO、at home、HOME’Sなどの大手ポータルサイトと競合するのではないか?
「楽待」は不動産物件のみならず、不動産投資に関連する様々な情報をも提供することを目指している点で、居住用を主眼としたポータルサイトとは明確に一線が引かれている。掲載物件が両社にまたがるケースもあると考えられるが、そのことがそのままポータルサイト間の競合を意味することにはならず、両者は事業領域が異なっているため、将来的にもすみ分けが可能である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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