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6037 ファーストロジック

東証S
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PER PBR 利回り 信用倍率
14.5 2.13 1.56 659
時価総額 121億円

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ファーストロジック Research Memo(9):中期的には収益成長は再び加速が見込まれる


■業績動向

(3) 2017年7月期以降の業績の考え方

ファーストロジック<6037>の2017年7月期以降は収益成長が再び加速してくると弊社では考えている。前述のように、2016年7月期においてサイトの充実や人材採用の投資を終え、そこからの回収期に入ってくるためだ。特に注目されるのは「大家さんの味方」だ。同社は同サイトの収益ポテンシャルについて「楽待」と同程度とみている。一足飛びに「楽待」規模に追いつくのは無理としても、本格稼働する2017年7月期にどの程度の収益を獲得するかで、その将来性がある程度見えてくると考えている。

2017年7月期の業績の水準を予測するのは難しく、また同社は、これまでのところは中期経営計画等の中長期の業績計画を公表していない。同社の売上高は物件掲載数に比例して増加するというのが弊社の理解だ。すなわち、2015年7月の約40,000件という物件掲載数が80,000件になれば、売上高が約1,000百万円(2015年7月期売上高912百万円の近似値)上積みされる可能性があるということだ。これはあくまで「楽待」からの収入であり、ここに「大家さんの味方」からの収益が加わることになる。

もう1つ重要なポイントは利益の伸びだ。同社の収益構造はeコマース企業と同様、売上高の成長に比して経費(売上原価及び販管費)の伸びが低めに抑制され、売上高営業利益率が拡大することが期待されるものとなっている。同社は、前述のように売上高営業利益率50%を経営目標に掲げているが、中期的には同社の売上高営業率は50%を大きく超えてくると弊社は考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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