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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6034MRT

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79.1 7.02 3.37
時価総額 105億円

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明日の株式相場戦略=株価3ケタ台のIT周辺株に勢い

 かつて老子は「泥水もそのままにしておくと綺麗な水になる」と説いた。世界中で依然として猛威を振るう新型コロナウイルスだが、いずれは人心の恐怖が解消される時、混濁から逃れる時が訪れるに違いないと誰もが確信している。リセッションがどの程度の深さになるのか、あるいはその期間がどのくらいにわたるのか数値化することは難しいが、ワクチンと治療薬さえ開発されれば経済は正常化する、マイナスの符号がプラスに変わる。これは分かりやすい方程式ではある。

 とはいえ、今は大海原で波に揉まれ、アフターコロナの大陸がいまだ水平線の先に見えて来ないような不安感がある。コロナとの共生でどこまで経済再生の筋書きを描くことができるのか。そして実勢経済に先駆する株式市場は、その“先見性”を武器にこのままファンダメンタルズからのアプローチを気にすることなく高値圏を維持できるのか。そう思えない向きが売り方に回るわけだが、市場関係者いわく、「これに対抗しているのは、日銀のETF買いとNISAを活用した比較的経験の浅い個人投資家層」(国内ネット証券マーケットアナリスト)という。玄人筋は売りたい相場。しかし、ここまでの経緯を見る限りは、無垢な先高期待に満ち溢れた個人投資家のニューマネーが有卦に入っている。

 週明け(22日)の東京株式市場は41円安と日経平均が反落したものの、2万2000円台半ばで下値は固かった。新型コロナ感染第2波に身構える前週末の米国株市場を引き継いだとはいえ、リスクオフというのではなく売りも買いも手控えられた状態。全体売買代金については1兆6500億円あまりと4月13日以来の低水準で、今年に入ってワースト3に入る閑散相場だった。しかし、マザーズ市場は相変わらず強い。リスクと表裏一体の“坊主めくり相場”のような趣きだが、一回坊主を引いたら終わりというわけではない。下押しても25日移動平均線がサポートラインとして機能している間は、強いトレンドが続くと判断してよい。

 個別では医療ICT関連株に大きく上値を伸ばす銘柄が相次いでいる。例えば医療向け情報サイトを展開するケアネット<2150>は、きょうは5連騰で上ヒゲはつけたもののザラ場高値1689円まで買われ、分割修正値で過去最高値を更新した。ちなみに、同社株の最高値は13年前の2007年4月26日、株式公開直後につけた32万4000円、株式分割修正後の現在の株価水準に引き直して1620円だった。そして10年3月には修正後株価で実に75円まで売り込まれたのだが、そこから不死鳥のごとき大復活である。このほかメディカル・データ・ビジョン<3902>やMRT<6034>、メドレー<4480>、メドピア<6095>、ファインデックス<3649>、キーウェアソリューションズ<3799>など医療業界のデジタルシフトの担い手が軒並み値を飛ばした。大病院だけでなく、中小病院もDXの流れに乗っていかなければならない時代が到来しており、マーケットの裾野は広い。

 電子カルテ システムの普及などはその流れを象徴するが、そうしたなか株価面でまだ出遅れているのがソフトマックス<3671>だ。クラウド対応Web型電子カルテを主軸に需要獲得が進んでおり、4ケタ大台での活躍があっても不思議はない。

 また、医療ICTの穴株として要注目なのがNCS&A<9709>。NEC<6701>との取引実績が厚いシステムインテグレーターで、同社も電子カルテや医療データマネジメントで実力を発揮する。特に、ここにきてNEC系の同業で電子カルテを得意とするキーウェアが急速人気化しており、株価的に値ごろ感のある同社株も目の離せないタイミングだ。

 今後、システム開発・ITソリューションに絡む銘柄は株価3ケタ台の銘柄が草刈り場になる可能性がある。そうしたなか、継続注目のアクモス<6888>が本領を発揮している。踏み上げ相場の色が濃いが、時価総額65億円にしてきょうは300万株近い商いをこなしており、この流動性の高さは特筆に値する。このほか、車載カメラやドライブレコーダ向け画像認識ソフト開発で強みを持つフィーチャ<4052>が明後日マザーズ市場に上場するが、業態が似た銘柄のアートスパークホールディングス<3663>もマークしたい。

 日程面では、あすは5月の全国百貨店売上高、5月の全国スーパー売上高が発表される。海外では、6月のユーロ圏PMI速報値、6月の米PMI速報値、5月の米新築住宅販売件数など。(中村潤一)

出所:MINKABU PRESS

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