エクストリーム Research Memo（7）：投資キャッシュ・フローの支出は余剰資金の有効活用

■財務状態

エクストリーム<6033>の2015年9月末時点における総資産残高は前期末比117百万円減少し1,045百万円となった。これは、余剰資金の有効活用のための投資有価証券購入により固定資産が118百万円増加したものの、流動資産が現金及び預金の減少により235百万円減少したことが要因。

負債合計は、短期借入金、賞与引当金の増加があったが、未払法人税等の減少で前期末比89百万円減少し、333百万円となった。また、純資産は配当金支払いに伴う利益剰余金の減少などにより同27百万円減少し、712百万円となった。

キャッシュ・フローの状況を見ると、2015年9月末時点における現金及び現金同等物は前期末比287百万円減少し、401百万円となった。営業キャッシュ・フロー、投資キャッシュ・フロー、財務キャッシュ・フローのいずれも支出となったが、投資有価証券取得により投資キャッシュ・フローの支出が大部分を占めた。なお、投資有価証券取得による投資キャッシュ・フローの支出は余剰資金の有効活用を狙ったものであるため、問題視する必要はないと考える。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　森本 展正）

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