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6030 アドベンチャー

東証G
3,335円
前日比
+45
+1.37%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
2.13 46.87
時価総額 251億円
比較される銘柄
エアトリ, 
カカクコム, 
オープンドア
決算発表予定日

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アドベンチャー Research Memo(3):航空会社や旅行会社から仕入れ、ネットで利用者に直接販売するサービス


■会社概要

(2)事業モデルと収益構造

アドベンチャー<6030>は、航空会社や旅行会社から、航空券や各種旅行商品等を仕入れ、ネットを通じて国内外の利用者(旅行者)に直接販売するサービスを提供している。

一般の会社の売上高に当たる営業収益は、利用者からの販売手数料のほか、航空会社あるいは旅行会社からのコミッション(紹介料)によって構成されている。したがって、基本的には利用者への販売総額である取扱高に連動するが、取扱高に対して一律に販売手数料やコミッションが定められているわけではない。特に、コミッションについては、航空会社や路線によって違いがあるうえ、その時々の需給の状況や航空会社との交渉等により変動するものである。また、販売手数料については、同社の営業政策的な判断が反映されている。過去の実績を見ると、取扱高の10%から15%が営業収益として計上されている。ただ、航空会社の販売方針等により影響を受けるコミッションについては、業績の変動リスクとなることに注意が必要である。

一方、費用構造のほうは、経営効率の高いオンライン事業であることから人件費や管理費等が少ない半面、広告宣伝費の比率が極端に高いところに特徴がある。2016年6月期の広告宣伝費は1,760百万円で、営業費用全体に占める比率は約73%となっている。したがって、広告宣伝費のかけ方次第で利益水準を高めることは可能であるが、顧客獲得のための重要な先行費用として捉える必要がある。また、カード会社等に支払う資金決済のための手数料については、取引量の拡大を図ることで交渉力が働く性質のものであり、今後も引き下げの余地があるものと考えられる。

また、事業特性から業績に季節要因があるところにも注意が必要である。夏休みのある第1四半期(7月?9月)と大型連休のある第4四半期(4月?6月)が繁忙期となる傾向がみられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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