日本製鉄は利益確定売りで続落、高炉の休止報道にはポジティブ評価も
日本製鉄<5401>は続落。自動車向けの鉄鋼需要の回復などを材料に株価は上昇基調にあっただけに、足もとでは利益確定売りが出ている様子だ。19日付の日本経済新聞は、同社は「茨城県鹿嶋市の製鉄所で、基幹設備である高炉1基を休止する方針を固めた」と報じた。広島県などでも高炉3基の休止を決めていることから、国内の生産能力は約2割減るという。この報道に対して、アナリストからは「ポジティブ」と評価する見方が出ている。汎用品市場は長期的には競争激化が懸念されるが、電磁鋼板など付加価値の高い製品へのシフトによって収益性を高めることは可能だろう、とみている。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS