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利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 33社選出 ＜成長株特集＞
本特集では、7月下旬から8月中旬までの決算集中期間に随時配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。今回は2日に配信した時価総額1000億円以上の東証1部銘柄を対象とした「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾」に続き、時価総額1000億円未満の小型株を対象に、18年4-6月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ通期計画も最高益を見込む利益成長“青天井”銘柄をリストアップした(9月6日現在)。
下表では、本決算月にかかわらず、直近3ヵ月実績の4-6月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を5％以上、上回って更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している33社を選び出し、4-6月期経常利益の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのはＴＨＥグローバル社 <3271> 。同社は首都圏を中心とするマンションや戸建て住宅の開発・販売を主力とするほか、新規事業としてインバウンド向けホテル開発事業に参入している。直近3ヵ月の18年4-6月期(第4四半期)はホテル事業で京都と東京のホテル9棟を引き渡し、経常利益は42.7億円と過去最高益を3.1倍も上回って着地。19年6月期は経常利益ベースで2期連続の過去最高益を計画する。2位の倉庫準大手ヤマタネ <9305> は不動産部門で販売用不動産を売却したことが業績高変化の要因となった。
3位に入ったのは不動産売買仲介の「ハウスドゥ」を全国でフランチャイズ展開するハウスドゥ <3457> 。4-6月期(第4四半期)はテレビCMなどの広告宣伝効果でフランチャイズ加盟店が増加し、ロイヤリティ収入が伸びた。また、“住みながら売却できる”という新たなニーズを捉え高成長が続くハウス・リースバック事業で契約物件を不動産ファンドへ売却したことなども収益を押し上げた。19年6月期の経常利益は前期比57.2％増の30億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しだ。
4位の日本カーボン <5302> は鉄鋼向け黒鉛電極の市況上昇による値上げ効果で、4-6月期(第2四半期)の経常利益は実に39四半期ぶりの最高益更新を果たした。業績好調を踏まえ、今期2回目となる通期業績予想の上方修正に踏み切った。鉄鋼産業は建設業や製造業の生産拡大を背景に需要が旺盛であり、鉄鋼設備の内張りに使用する材料の耐火物を製造する企業の業績も好調に推移する。選出リストにはＪＦＥ系のＴＹＫ <5363> と品川リフラクトリーズ <5351> 、新日鉄住金グループの黒崎播磨 <5352> がリストアップされている。なお、品川リフラは本日6日に業績好調を踏まえて、年間配当を従来計画の80円→120円に大幅増額修正した。
7位のトーカロ <3433> 、8位のカワタ <6292> は世界的な設備投資需要の拡大を追い風に業績を伸ばしている。トーカロは半導体・FPD分野向けを中心とする溶射加工、カワタは自動車や電子部品関連向けプラスチック成形機の周辺機器がそれぞれ増勢だった。4-6月期(第1四半期)の業績好調に伴い、両社ともに通期の経常利益予想を上方修正している。
11位に入った元気寿司 <9828> の4-6月期(第1四半期)はオールオーダー型「回転しない寿司」の店舗拡大を進め、国内売上高が2ケタ増収を達成した。生産性向上や食料廃棄ロスの削減に加え、店舗建物の耐用年数の変更に伴い減価償却費が減少したことも利益を押し上げた。業績好調を踏まえ、19年3月期の経常利益を18億円→25.9億円と過去最高益予想をさらに上乗せした。同社は「回転しない寿司」への注力が奏功し、前期に経常利益ベースで10年ぶりの最高益と大復活を遂げた。競争が激化する回転寿司業界の勝ち組として注目を集めており、株価も連日で上場来高値を更新中だ。
12位のクイック <4318> は建設・土木や製造分野などの旺盛な採用ニーズを取り込み、専門職・技術職の人材紹介が大きく伸びた。4-6月期(第1四半期)は売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を達成した。また、14位に入った宮地エンジニアリンググループ <3431> の4-6月期(第1四半期)は主力の橋梁事業で手持ち工事が順調に進んだうえ、利益率の高い工事が完了し、経常利益は10年4-6月期の最高益を21.6％上回る15.6億円に膨らんだ。併せて、通期業績と配当予想の大幅増額修正も発表した。株価は決算を評価した買い一巡後も頑強な展開が続き、5日には昨年11月以来となる3000円台に乗せる場面があった。6日現在の予想PERは6.6倍と割安感が強く、さらなる上値追いが期待される。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<3271> グローバル社 208 4271 1385 4.1 3396 3261 4.9
<9305> ヤマタネ 79.3 2263 1262 15.9 5020 4330 6.8
<3457> ハウスドゥ 72.9 716 414 57.2 3000 1908 21.8
<5302> カーボン 54.9 3775 2437 73.6 13000 7490 8.9
<3445> ＲＳテクノ 53.3 1490 972 20.9 3897 3223 28.7
<9621> 建設技研 50.9 2304 1527 7.9 2950 2734 12.5
<3433> トーカロ 32.9 2739 2061 22.2 9000 7363 12.7
<6292> カワタ 32.1 584 442 15.5 1390 1203 16.0
<5363> ＴＹＫ 28.5 1082 842 0.3 2950 2942 13.4
<2453> ＪＢＲ 23.4 475 385 38.7 1320 952 35.4
<9828> 元気寿司 23.2 727 590 48.4 2590 1745 29.2
<4318> クイック 22.3 1799 1471 10.0 2530 2300 21.0
<6516> 山洋電 21.9 2918 2393 30.0 11100 8540 8.6
<3431> 宮地エンジ 21.6 1560 1283 10.7 4000 3612 6.6
<5659> 日精線 20.9 1333 1103 4.3 4200 4026 8.4
<5351> 品川リフラ 18.1 2559 2166 35.1 8600 6365 8.3
<9418> ＵＳＥＮＨＤ 17.8 2418 2053 51.4 5000 3303 25.2
<7995> バルカー 17.1 1802 1539 9.8 6000 5466 13.1
<7839> ＳＨＯＥＩ 17.0 1290 1103 3.1 3640 3532 24.7
<6187> りたりこ 15.8 308 266 7.6 836 777 72.8
<8070> 東京産 14.0 1081 948 7.1 2500 2335 11.9
<7821> 前田工繊 13.9 1442 1266 4.8 4400 4197 21.1
<4027> テイカ 13.6 1924 1694 6.4 6500 6108 14.2
<3963> シンクロ 12.8 176 156 16.0 661 570 51.3
<6200> インソース 10.2 270 245 46.4 890 608 67.1
<9068> 丸全運 9.8 2037 1855 6.1 7200 6786 10.1
<8818> 京阪神ビル 9.8 1471 1340 1.1 5100 5044 11.8
<9928> ミロク情報 8.2 1475 1363 13.0 5000 4426 23.1
<4046> 大阪ソーダ 8.2 2887 2667 9.6 8200 7485 12.6
<3053> ペッパー 7.9 768 712 73.9 4037 2322 31.3
<7734> 理計器 7.2 1603 1495 11.5 5100 4575 15.1
<6538> キャリインデ 7.1 226 211 36.7 1001 732 45.2
<5352> 黒崎播磨 5.3 3092 2937 22.3 11000 8991 10.3
※ 2017年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
株探ニュース
下表では、本決算月にかかわらず、直近3ヵ月実績の4-6月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を5％以上、上回って更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している33社を選び出し、4-6月期経常利益の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのはＴＨＥグローバル社 <3271> 。同社は首都圏を中心とするマンションや戸建て住宅の開発・販売を主力とするほか、新規事業としてインバウンド向けホテル開発事業に参入している。直近3ヵ月の18年4-6月期(第4四半期)はホテル事業で京都と東京のホテル9棟を引き渡し、経常利益は42.7億円と過去最高益を3.1倍も上回って着地。19年6月期は経常利益ベースで2期連続の過去最高益を計画する。2位の倉庫準大手ヤマタネ <9305> は不動産部門で販売用不動産を売却したことが業績高変化の要因となった。
3位に入ったのは不動産売買仲介の「ハウスドゥ」を全国でフランチャイズ展開するハウスドゥ <3457> 。4-6月期(第4四半期)はテレビCMなどの広告宣伝効果でフランチャイズ加盟店が増加し、ロイヤリティ収入が伸びた。また、“住みながら売却できる”という新たなニーズを捉え高成長が続くハウス・リースバック事業で契約物件を不動産ファンドへ売却したことなども収益を押し上げた。19年6月期の経常利益は前期比57.2％増の30億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しだ。
4位の日本カーボン <5302> は鉄鋼向け黒鉛電極の市況上昇による値上げ効果で、4-6月期(第2四半期)の経常利益は実に39四半期ぶりの最高益更新を果たした。業績好調を踏まえ、今期2回目となる通期業績予想の上方修正に踏み切った。鉄鋼産業は建設業や製造業の生産拡大を背景に需要が旺盛であり、鉄鋼設備の内張りに使用する材料の耐火物を製造する企業の業績も好調に推移する。選出リストにはＪＦＥ系のＴＹＫ <5363> と品川リフラクトリーズ <5351> 、新日鉄住金グループの黒崎播磨 <5352> がリストアップされている。なお、品川リフラは本日6日に業績好調を踏まえて、年間配当を従来計画の80円→120円に大幅増額修正した。
7位のトーカロ <3433> 、8位のカワタ <6292> は世界的な設備投資需要の拡大を追い風に業績を伸ばしている。トーカロは半導体・FPD分野向けを中心とする溶射加工、カワタは自動車や電子部品関連向けプラスチック成形機の周辺機器がそれぞれ増勢だった。4-6月期(第1四半期)の業績好調に伴い、両社ともに通期の経常利益予想を上方修正している。
11位に入った元気寿司 <9828> の4-6月期(第1四半期)はオールオーダー型「回転しない寿司」の店舗拡大を進め、国内売上高が2ケタ増収を達成した。生産性向上や食料廃棄ロスの削減に加え、店舗建物の耐用年数の変更に伴い減価償却費が減少したことも利益を押し上げた。業績好調を踏まえ、19年3月期の経常利益を18億円→25.9億円と過去最高益予想をさらに上乗せした。同社は「回転しない寿司」への注力が奏功し、前期に経常利益ベースで10年ぶりの最高益と大復活を遂げた。競争が激化する回転寿司業界の勝ち組として注目を集めており、株価も連日で上場来高値を更新中だ。
12位のクイック <4318> は建設・土木や製造分野などの旺盛な採用ニーズを取り込み、専門職・技術職の人材紹介が大きく伸びた。4-6月期(第1四半期)は売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を達成した。また、14位に入った宮地エンジニアリンググループ <3431> の4-6月期(第1四半期)は主力の橋梁事業で手持ち工事が順調に進んだうえ、利益率の高い工事が完了し、経常利益は10年4-6月期の最高益を21.6％上回る15.6億円に膨らんだ。併せて、通期業績と配当予想の大幅増額修正も発表した。株価は決算を評価した買い一巡後も頑強な展開が続き、5日には昨年11月以来となる3000円台に乗せる場面があった。6日現在の予想PERは6.6倍と割安感が強く、さらなる上値追いが期待される。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<3271> グローバル社 208 4271 1385 4.1 3396 3261 4.9
<9305> ヤマタネ 79.3 2263 1262 15.9 5020 4330 6.8
<3457> ハウスドゥ 72.9 716 414 57.2 3000 1908 21.8
<5302> カーボン 54.9 3775 2437 73.6 13000 7490 8.9
<3445> ＲＳテクノ 53.3 1490 972 20.9 3897 3223 28.7
<9621> 建設技研 50.9 2304 1527 7.9 2950 2734 12.5
<3433> トーカロ 32.9 2739 2061 22.2 9000 7363 12.7
<6292> カワタ 32.1 584 442 15.5 1390 1203 16.0
<5363> ＴＹＫ 28.5 1082 842 0.3 2950 2942 13.4
<2453> ＪＢＲ 23.4 475 385 38.7 1320 952 35.4
<9828> 元気寿司 23.2 727 590 48.4 2590 1745 29.2
<4318> クイック 22.3 1799 1471 10.0 2530 2300 21.0
<6516> 山洋電 21.9 2918 2393 30.0 11100 8540 8.6
<3431> 宮地エンジ 21.6 1560 1283 10.7 4000 3612 6.6
<5659> 日精線 20.9 1333 1103 4.3 4200 4026 8.4
<5351> 品川リフラ 18.1 2559 2166 35.1 8600 6365 8.3
<9418> ＵＳＥＮＨＤ 17.8 2418 2053 51.4 5000 3303 25.2
<7995> バルカー 17.1 1802 1539 9.8 6000 5466 13.1
<7839> ＳＨＯＥＩ 17.0 1290 1103 3.1 3640 3532 24.7
<6187> りたりこ 15.8 308 266 7.6 836 777 72.8
<8070> 東京産 14.0 1081 948 7.1 2500 2335 11.9
<7821> 前田工繊 13.9 1442 1266 4.8 4400 4197 21.1
<4027> テイカ 13.6 1924 1694 6.4 6500 6108 14.2
<3963> シンクロ 12.8 176 156 16.0 661 570 51.3
<6200> インソース 10.2 270 245 46.4 890 608 67.1
<9068> 丸全運 9.8 2037 1855 6.1 7200 6786 10.1
<8818> 京阪神ビル 9.8 1471 1340 1.1 5100 5044 11.8
<9928> ミロク情報 8.2 1475 1363 13.0 5000 4426 23.1
<4046> 大阪ソーダ 8.2 2887 2667 9.6 8200 7485 12.6
<3053> ペッパー 7.9 768 712 73.9 4037 2322 31.3
<7734> 理計器 7.2 1603 1495 11.5 5100 4575 15.1
<6538> キャリインデ 7.1 226 211 36.7 1001 732 45.2
<5352> 黒崎播磨 5.3 3092 2937 22.3 11000 8991 10.3
※ 2017年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
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