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5351 品川リフラクトリーズ

東証P
1,787円
前日比
-34
-1.87%
PTS
1,787円
18:25 04/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
5.4 0.99 3.81 57.16
時価総額 843億円
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決算発表予定日

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品川リフラ Research Memo(6):2017年3月期第2四半期は減収増益


■業績動向

(1) 2017年3月期第2四半期業績

a)損益計算書

品川リフラクトリーズ<5351>の2017年3月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比2.3%減の47,464百万円、営業利益が同20.9%増の2,615百万円、経常利益が同13.1%増の2,528百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.9%減の1,366百万円となった。期初予想比では、売上高が5.1%減、営業利益が4.6%増、経常利益が2.8%減、親会社株主に帰属する四半期純利益が14.6%減であった。営業外費用の為替差損が前年同期比121百万円増の175百万円に増えたことが、経常利益の伸び率を鈍化させた。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に195百万円計上された投資有価証券売却益がなくなったことが減少要因となった。

売上高が予想を未達になったのは、エンジニアリング事業におけるJFEスチール向けコークス炉工事の完成が上期から下期にずれ込んだためである。一方、営業増益は、円高メリットの享受とコストダウンの進展が主要な要因であった。同社は、輸出額よりも原材料の輸入額が多く、円高メリットを受ける。2017年3月期第2四半期の平均為替レートは、前年同期比で1ドル当たり16円程度の円高となっている。

同社が54.9%を所有する連結子会社のイソライト工業の好業績が寄与した。イソライト工業は、2016年3月期に引き続き、生体溶解性断熱材の販売が好調に推移している。労働安全衛生法の改正により、2015年11月からリフラクトリーセラミックファイバー(RCF)のうちアルミナとシリカを主成分とした非結晶(ガラス質)の人造鉱物繊維が有害物質として規制対象となった。同製品に対する代替需要であることから、足元好調な売り上げが続いている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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