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5280 ヨシコン

東証S
1,290円
前日比
-8
-0.62%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
5.9 0.39 3.95
時価総額 104億円
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決算発表予定日

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ヨシコン Research Memo(4):2018年3月期は売上高・営業利益・親会社株主に帰属する当期純利益が過去最高


■業績動向

1. 2018年3月期連結業績概要
4月27日発表のヨシコン<5280>の2018年3月期連結業績は、売上高が前期比13.6%増の21,823百万円、営業利益が同8.3%増の3,166百万円、経常利益が同0.8%減の3,174百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.0%増の2,184百万円だった。経常利益が匿名組合投資利益の一巡で微減益だったが、レジデンス事業がけん引して売上高、営業利益が過去最高を更新し、親会社株主に帰属する当期純利益も特別利益の受取損害賠償金が寄与して過去最高を更新した。

売上総利益率は24.7%で前期比2.4ポイント低下、販管費率は10.2%で同1.6ポイント低下、営業利益率は14.5%で同0.7ポイント低下、経常利益率は14.5%で同2.2ポイント低下、当期純利益率は10.0%で同0.2ポイント低下した。営業外収益では前期に計上した匿名組合投資利益277百万円が一巡した。特別利益では受取損害賠償金173百万円を計上した。

セグメント別の動向は下記のとおりである。

レジデンス事業は、売上高が前期比62.4%増の8,670百万円で、営業利益が同約2.3倍の1,514百万円だった。前期に竣工した分譲マンションなど在庫490戸のうち230戸の販売・引渡しが順調に進んだ。

不動産開発事業は、売上高が前期比8.6%増の6,809百万円で、営業利益が同4.7%増の2,065百万円だった。静岡県内の賃貸収益物件、商工業用施設用地、及び静岡県内外の宅地分譲用地の引渡しが順調だった。

賃貸・管理等事業は、売上高が前期比14.8%減の2,936百万円で、営業利益が同22.2%減の617百万円だった。賃貸・管理は順調だったが、太陽光発電施設を売却したため売電収入が減少した。また、工業施設関連の工事請負売上が前期に計上したスポット案件の反動で減少した。

マテリアル事業は、売上高が前期比26.8%減の2,723百万円で、553百万円の営業損失(前期は212百万円の利益)を計上した。一般土木部材や生コンの取扱い減少、受注物件の工期遅延に伴う工場稼働率低下などが影響した。ただし工期遅延で期ズレとなった案件を含めて受注残高は高水準である。

その他は、売上高が前期比56.9%増の683百万円で、営業利益が47百万円(前期は3百万円)だった。缶飲料製造が好調だった。


純資産と自己資本比率は過去最高
2. 財務状況
財務面で見ると、利益剰余金による純資産の着実な増加によって盤石な財務基盤を継続している。2018年3月期末の純資産は前期末比1,983百万円増加の17,945百万円、自己資本比率は同13.4ポイント上昇の58.5%となり、いずれも過去最高となった。

販売用不動産は22,085百万円で前期末比4,201百万円減少した。分譲マンション在庫の引渡しが進展したため減少したが、売上原資となる仕入れは順調に推移している。また、有利子負債残高は9,101百万円で同2,996百万円減少した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

《MW》

 提供:フィスコ

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