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5261 リソルホールディングス

東証P
5,440円
前日比
+30
+0.55%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
20.1 2.00 1.47 6.86
時価総額 303億円

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リソル Research Memo(7):2018年3月期第2四半期は2ケタ減益


■業績動向

2. 2018年3月期第2四半期の業績動向
リソルホールディングス<5261>の2018年3月期第2四半期の業績は、売上高11,618百万円(前年同期比2.1%増)、営業利益774百万円(同20.2%減)、経常利益703百万円(同20.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益576百万円(同21.5%減)となった。主力のホテル運営は順調も、一部物件売却が下期に繰り下がったことにより増収減益となった。ただし、営業利益の進捗の足もとは良好のもようである。


事業別の業績は、ホテル運営事業が売上高4,423百万円(前年同期比2.9%減)、営業利益820百万円(同5.0%減)、ゴルフ運営事業が売上高4,509百万円(同8.3%減)、営業利益321百万円(同20.6%減)、開発事業が1,765百万円(同2.1倍)、営業利益554百万円(同1.6%減)、福利厚生事業が売上高522百万円(同12.4%減)、営業損失248百万円(前年同期は218百万円の損失)、リゾート関連事業が売上高398百万円(同14.6%減)、営業損失24百万円(前年同期は46百万円の損失)となった。各事業の第2四半期のポイントは以下のとおりである。

ホテル運営事業では、「くつろぎを、デザインする。」をコンセプトに“ホテルリソル”ブランドの強化を図っている。「ホテルリソル名古屋」を全館リニューアルし「もう1つの居場所のあるホテルへ」という新コンセプトで「リビングロビーR」を本格展開している。ゴルフ運営事業では、より幅広い顧客を取り込むため積極的に新しい施策に取り組んだ。「南栃木ゴルフ倶楽部」をリ・スタイルオープンし、圧倒的なコストパフォーマンスで満足度向上を目指すとともに、少人数によるオペレーションを実現した。また、ゴルフ以外の楽しみ方を提案する「バンケット事業」強化や新ポイントカード制度の導入、インバウンド客向け「温泉宿泊付きゴルフプレー」企画などが集客に寄与した。このため、夏場の長雨にもかかわらず、入場者数は前年を3%上回ることができた。開発事業では、バリューアップした販売用不動産を売却した。再生可能エネルギー事業では、広島の太陽光売電が順調に推移し、福島県でも35,000キロワットの大型開発を進めている。地方創生推進事業では、同社と千葉県長柄町、千葉大学が連携して進める「大学連携型CCRC」のグランドデザイン作成に着手した。また、千葉大学予防医学センターの近藤克則教授監修による健康寿命延伸を目的とした「ウェルネスエイジクラブ」をスタートした。福利厚生事業では、働く人の「健康・幸せ」を促進するサポートサービスや体験プランなど商品開発に注力し、健康経営R支援メニューを拡大した。Web(スマートフォン)によるタイムリーな情報提供と予約サービスも開始した。リゾート関連事業では、安定した需要と採算の見込める法人向け営業活動に注力するとともに、別荘や保養所などリゾート不動産は人気エリアにおける優良物件に厳選した仕入れを強化した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)

《NB》

 提供:フィスコ

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