リプロセル---柴又運輸との国内向け新サービス「ライブセルトランスサービス」本格導入開始
リプロセル<4978>は、柴又運輸と協力して細胞を培養皿で培養した状態のまま輸送する国内向け新サービス「ライブセルトランスサービス」の本格導入を10月より開始すると発表。
現在、同社をはじめ多くの企業のiPS細胞由来の心筋、神経、肝臓の細胞製品は、凍結された状態で顧客の元へ輸送され、顧客自身で細胞を解凍して使用している。細胞を凍結する事により容易に輸送する事が可能である一方、顧客自身で細胞の解凍作業を行い、実験に使用できる状態まで一定期間培養をしなければならず、手間と時間を要した。
今回、本サービスを用いて細胞を培養皿で培養したまま輸送することで、よりフレッシュな細胞を届ける事が可能なほか、解凍作業が不要となり、細胞が到着すればすぐに実験を開始する事が出来るため、顧客による作業の手間や時間を省く事が可能になる。コスト面においても、実験開始までに必要な人件費や試薬等を含めたトータルコストを考えると、コスト削減の効果が期待される。
同社は、細胞製品の購入者が選択可能なオプションサービスとして10月より本格導入し、競合他社との差別化を図る考え。
《TN》
提供:フィスコ