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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4956 コニシ

東証P
1,339円
前日比
-112
-7.72%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.8 1.10 2.46 13.07
時価総額 943億円
比較される銘柄
東合成, 
積水樹, 
藤森工業
決算発表予定日

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コニシ Research Memo(1):中計は目標達成、新中計で21/3期営業利益86億円を目指す


■要約

コニシ<4956>は、「ボンド」ブランドで知られる国内トップクラスの接着剤・シーリング材メーカーである。一般家庭用が有名であるが、産業用、住宅・建材用、建築・土木用と幅広い製品をそろえており、主たる市場は住宅・建築・土木関連である。

1. 2018年3月期の業績動向
2018年3月期の業績は、売上高128,492百万円(前期比5.9%増)、営業利益7,238百万円(同5.9%増)、経常利益7,331百万円(同6.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,619百万円(同5.3%増)となった。計画値に対してはやや下回ったものの、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも過去最高となった。また経常利益、同利益率、ROEは中期経営計画の目標を上回った。セグメント別売上高はすべてのセグメントで増収となり、同利益はボンドセグメントだけが微減益となったが、原材料費の上昇による部分が大きく、全体的な結果としては好調な決算だったと言える。

2. 2019年3月期の業績見通し
2019年3月期の業績は、売上高135,000百万円(前期比5.1%増)、営業利益7,650百万円(同5.7%増)、経常利益7,760百万円(同5.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,920百万円(同6.5%増)が予想されている。売上高で5期連続増収、営業利益で3期連続増益(過去最高)を目指す。またセグメント別では、すべてのセグメントで増収増益となる見込みだ。

3. 新中期経営計画2021
同社は前の中期経営計画2018が終了したことに伴い、「新中期経営計画2021」を発表した。数値目標としては、2021年3月期に売上高1,500億円(2018年3月期比16.7%増)、営業利益86億円(同18.8%増)、営業利益率5.7%(同5.6%)、ROE9.0%(同8.6%)を掲げている。さらにこの間に、設備投資額150億円(上限)、M&Aに150億円(同)の枠を設定している。コニシグループ各社との連携を強化して売上高、営業利益ともに過去最高を目指す計画だ。今後の進捗は大いに注目される。

■Key Points
・国内最大級の接着剤・シーリング材メーカー。向け先は住宅用、産業用、自動車用等幅広い
・2018年3月期は全事業が好調で、売上高、営業利益は過去最高を達成
・「新中期経営計画2021」の目標は営業利益85億円、ROE9.0%。更なる増配余地も

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《TN》

 提供:フィスコ

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