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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4829 日本エンタープライズ

東証S
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前日比
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138円
21:00 04/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
25.3 1.09 2.17 18.16
時価総額 53.2億円
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【杉村富生の短期相場観測】 ─ 長期・逆張りと短期・順張りの投資配分は?


「長期・逆張りと短期・順張りの資産配分は?」

●肝心なのは銘柄を絞り込むこと!

 改めて述べるまでもないが、株式投資には大別すると、長期・逆張りと短期・順張り、趣味の投資と利殖の投資がある。もちろん、株式分割、配当株主優待などの権利取りを狙った長期投資は有効だ。ポートフォリオにおけるウエイト配分は「自分の性格」によって行う。「何となく結果的に」では困る。

 ちなみに、投資の3性は株式投資を始める前に「お金の性格」「商品の性格」「自分の性格」を確認せよ、と諭している。優柔不断な人(投資家)は短期・順張りに向いていない。常に、一手、二手が遅れてしまう。この世界では「遅れたものは悪魔のエジキ」という。

 こんな人は資産配分を長期・逆張りに7~8割、短期・順張りに2~3割とすればよい。短期・順張りは“趣味”と割り切る。遊び感覚だ。ただし、銘柄を広げてはいけない。ディーリング銘柄は毎日1~2銘柄に絞る。あくまでも短期勝負だ。目標は“日計り”である。

 もちろん、長期・逆張りだって銘柄を広げると失敗する。こちらは最大3銘柄だ。ときに、30~40銘柄を保有し、「分散投資だッ」と開き直っている個人投資家がいる。こんな多くの銘柄をいかに管理し、どうチェックしようというのだろうか。

●基本は「総論慎重、各論強気」の投資戦術を!

 まあ、高値ゾーンを買っては塩漬け、買っては塩漬け、値上がり銘柄は小さな利幅で利食いを繰り返し、手持ち銘柄をやたらと増やす人がいる。「はからずも分散投資」の典型例だ。しょっぱいな、塩漬け株は涙味というのに。ともあれ、余計なことだが、これでは絶対に“利”を得るのは難しいと思う。

 さて、全般相場は当コラムが指摘してきたように、波乱商状に陥っている。筆者はここ数週間、「総論慎重、各論強気」と主張している。すなわち、銘柄勝負である。相場の神様と称される是川銀蔵先生は「株式投資において、コンスタントに“利”を得るためには?それは君、大損をしないことだよ」との名言を残している。

 大損をするのはショック安に巻き込まれるためだ。ちなみに、ショック安とは「予期せぬ出来事」である。これをどうやって予測するか。先生は「変化の予兆を見逃すな」と。これは難しい。だからこそ、9割の投資家は理屈をこね回し、理路整然と曲がっているのだが……。

 日本エンタープライズ <4829> が、トヨタ自動車 <7203> ・ソフトバンクグループ <9984> の子会社が運営するMONETコンソーシアムに参画、この材料を手掛かりに人気化している。実は、スマートバリュー <9417> もIoT、CASE、MaaSに注力、その技術力が評価されMONETコンソーシアムに参画している。

2019年10月4日 記

株探ニュース

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