日本エンター Research Memo(3):広範なアライアンスによる事業の拡大
■事業戦略
日本エンタープライズ<4829>は、コンテンツサービス事業及びソリューション事業でアライアンスを展開している。コンテンツサービス事業では、体重計の大手メーカーである(株)タニタと業務提携することで、主力コンテンツ『女性のリズム手帳』がBluetoothにより体組成計と連携できるようにし利便性を向上させた。また、総合ポータルサービスを提供するエキサイト<3754>とは、両社の強みを生かして、2016年4月より『女性のリズム手帳 Powered by Woman.excite』を共同運営している。トヨタ自動車<7203>には、新テレマティックサービス『T-Connect』向けに車載メッセンジャーアプリ『Fivetalk』を提供している。
ソリューション事業では、大阪に本社を置くスマートバリュー<9417>と業務資本提携を行い、株式の4.86%を取得した。スマートバリューは、社会課題をクラウドサービスで解決することを標榜し、広く全国の自治体に向けた地域情報クラウドサービスと、祖業の自動車関連事業から発展させたM2M/IoT系の法人向けクラウドサービスを展開している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
《HN》
提供:フィスコ