貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

4820 イーエムシステムズ

東証P
631円
前日比
-36
-5.40%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
20.6 2.17 2.22 29.52
時価総額 470億円
比較される銘柄
くすりの窓口, 
JBCCHD, 
MTI
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

EMシステムズ Research Memo(5):19年3月期は前期下回るも、営業益及び経常益は上方修正計画を上回り着地


■業績動向

1. 2019年3月期業績概要
EMシステムズ<4820>の2019年3月期業績は、調剤システム、医科システムともに課金売上が順調に増加した。加えて5年前に導入したサーバの切り替えタイミングということもあり、医科システムの需要が伸びた。また、社内の業務プロセス再構築に取り組んだこと、各従業員のコスト意識が向上したことでコストダウンに成功し、計画比では増益となった。

この結果、売上高13,133百万円(前期比5.9%減、計画比0.1%減)、営業利益2,622百万円(前期比14.4%減、計画比11.0%増)、経常利益3,248百万円(前期比10.2%減、計画比8.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,971百万円(前期比16.8%減、計画比2.4%減)となり、前期の実績には到らなかったものの、営業利益及び経常利益では2018年11月9日に修正した計画を上回って着地した。

2. 事業別概要
(1) 調剤システム事業及びその関連事業
調剤システム事業及びその関連事業は、売上高は10,476百万円(前期比7.3%減)、営業利益は2,389百万円(同16.7%減)と減収減益となった。サービス別に売上高を見ると、初期売上3,940百万円(同20.5%減)、課金売上3,891百万円(同3.0%増)、サプライ売上2,058百万円(同3.1%増)、保守売上585百万円(同2.2%増)である。初期売上は前期比で減少したが、その他の課金売上、サプライ販売、保守売上、いずれも前期を上回った。

(2) 医科システム事業及びその関連事業
医科システム事業及びその関連事業は、売上高1,704百万円(前期比3.5%減)、営業利益239百万円(同1.1%増)となった。サービス別に見ると、初期売上800百万円(同10.0%減)、課金売上485百万円(同19.2%増)、サプライ売上97百万円(同3.4%増)、保守売上320百万円(同14.3%減)である。

MRNの新規導入、他社リプレイスによる顧客数の着実な増加により、課金売上、サプライ売上が順調に伸びている。

(3) その他の事業
その他の事業は、介護/福祉システム事業はM&Aを行ったことで積極的な事業戦略の展開が可能となったが、当年度の売上高、利益には貢献できなかった。薬局経営事業は調剤報酬及び薬価改定の影響を受けたが、売上高、営業利益とも計画を上回って推移している。結果として、売上高1,063百万円(前期比3.2%増)、営業利益0百万円(前期は9百万円の利益)となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山崇行)

《SF》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均