貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4769 IC

東証S
898円
前日比
-11
-1.21%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
22.2 1.14 3.56 6.00
時価総額 69.4億円
比較される銘柄
アクモス, 
ソルクシーズ, 
NTTDイン

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インフォクリエ Research Memo(1):システム開発から運用までの情報サービスを提供


■要約

1. ITソリューションとITサービスの2事業領域
インフォメーションクリエーティブ<4769>の事業領域は、ソフトウェア開発から、インフラ設計構築、運用支援までのトータルソリューションを提供するITソリューション事業と、自社パッケージソフトの開発・提供と運用を行うITサービス事業の2つに大別される。ITソリューションの提供先エンドユーザーは、製造、金融・証券・保険、情報・通信・メディアなど広範囲の業種にわたる。ITサービスとしては、チケット業界向けのパッケージ展開と、2017年9月期は新たに訪日外国人用スマートフォン向けコミュニケーションアプリをリリースした。

2. 2017年9月期連結決算
2017年11月10日、同社は2017年9月期の決算発表を行った。売上高は7,398百万円、営業利益は343百万円、経常利益は383百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は206百万円であった。同社は、2016年10月にインターネットサービスの提供を目的とした子会社(株)LOCOBEEを設立し、2017年9月期より連結決算に移行した。

期初の会社業績予想値との比較では、売上高については、ITソリューション事業についてはおおむね堅調であったが、ITサービス事業については、新規サービスの事業展開の遅れと戦略面での方向修正などにより収益化に遅れが生じたことや、チケット系サービスの受注減少で、やや出遅れ感があった。一方、利益面では、不採算案件における顧客企業への単価アップ交渉や、PMOによる品質管理体制向上による生産性向上などが奏功し、各利益指標の予想値を30%前後上回った。

2018年9月期の連結業績予想は、売上高が前期比4.8%増の7,751百万円、営業利益が同31.0%増の449百万円、経常利益が同27.4%増の488百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同51.3%増の312百万円である。主力のITソリューション事業の順調な伸長とともに、前期収益化に遅れが生じたLOCOBEEを含むITサービス事業で拡大を見込んでいる。

3. 中期経営計画
2017年9月期からの3ヶ年の中期経営計画の成長戦略では、「基盤事業の収益安定化」、「成長投資による高収益事業の創出」、「新たな挑戦を支える基盤の構築」の3つを掲げている。また、時期は定めていないが、「挑戦型の経営」の推進を持続し、「長期経営目標として、売上高100億円・経常利益率8%」を目指している。

■Key Points
・安定的な業務受託のITソリューション事業と挑戦型で自主開発のITサービス事業の2本柱
・2017年9月期連結初年度は増収減益も生産性向上の効果、新規事業開拓に今後注力
・長期経営目標として、売上高100億円・経常利益率8%を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)

《HN》

 提供:フィスコ

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