貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4768 大塚商会

東証P
3,103.0円
前日比
-23.0
-0.74%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
24.7 3.43 2.26 5.34
時価総額 11,792億円
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ソフトブレーン Research Memo(6):新たな取り組みとしてロボティクス領域での開発に着手


■今後の見通しと取り組み

(2) eセールスマネージャー関連事業

eセールスマネージャー関連事業の今期売上高は、前期比10%以上の増収を目標としている。「使い勝手No.1」の営業支援ツールとして、引き続き操作性の向上や新機能の追加、他社との連携に向けた取り組みを継続していく方針だ。新機能としては地図機能や目標設定、利用状況分析機能などを追加していく予定となっている。

また、新たな取り組みとしてロボティクス領域での開発にも着手し始めた。ソフトバンクロボティクス(株)が開発しているヒト型ロボットの「Pepper」と「eセールスマネージャー」を連携したもので、「eセールスマネージャー」に蓄積された様々な顧客接点の情報をもとに、ロボットと連携することで新たな営業スタイルや価値の創出を目指している。既に、8月1日付で「ロボティクス推進チーム」を設立し、開発に入っている。第1弾としては、「eセールスマネージャー」のデータを活用した顧客ごとの受付システムの開発を進めている。具体的には、「eセールスマネージャー」のスケジュールデータから、来社予定の顧客名と担当者名を「Pepper」に自動的に表示し、来社の際に直接担当者に連絡が入るような仕組みを予定している。開発期間はおよそ、3ヶ月程度を予定している。業績に与えるインパクトはまだないが、将来的なビジネスチャンスにつながる取り組みとして注目されよう。

スマートデバイスの普及によって、営業支援ソフトが企業の営業効率向上に今まで以上に、貢献する重要なツールになってきているのは間違いない。現状、営業支援ソフトを導入している企業は2万社程度とみられているが、国内の法人企業数約300万社の中で200万社程度は導入の可能性があるとみており、同市場の成長ポテンシャルは大きいと言える。「使い勝手No.1」に向けた取り組みを進めているソフトブレーン<4779>の課題は、販売体制の強化にあったが、ここ1~2年で大塚商会<4768>やITX(株)など販売力のある大手と提携を行うなど、着実に拡販に向けた体制構築も進んでいる。以上から、今後も新規顧客の拡大によって同事業の成長が続くものと予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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