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4763 C&R

東証P
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前日比
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PTS
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18:44 04/19
業績
単位
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時価総額 363億円
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C&R Research Memo(6):新たな分野として、研究、建築、食、ファッションにも注力


■クリーク・アンド・リバー社<4763>の成長戦略と今後のトピック

(1) 50分野へ展開

日本が誇るプロフェッショナル分野という定義で、クリエイティブ分野、医療分野などの10分野に展開してきたが、今後も事業の深堀りと他分野への展開を続けていく。

法曹分野では、本年、JURISTERRA(ジュリステラ)というSNSを立ち上げた。これは、ビジネス法務に特化したSNSプラットフォームであり、これにより国内外の弁護士をつなぐことが可能となる。海外業務が絡む案件数はグローバル化を背景に拡大しているが、海外のビジネス法務にも対応できるのは、国内の大手法律事務所に限られており、全体の3%程度と言われている。JURISTERRAの導入により、国内の中小規模の法律事務所であっても海外の弁護士との協働が可能となる。現在8,800人超の弁護士が登録しており、今後はさらに深堀りしていく予定だ。

新たな分野として、研究、建築、食、ファッションにも注力していきたいと考えているようだ。大学教授などは、特定の分野では優秀で有能な人材であるけれども、ビジネス化に長けた欧米などの研究者に先んじられ、その研究成果がうまく活用されている状況とはお世辞にも言い難い。ビジネス化を推進することは当然だが、同社はそれ以上に他分野との連携を深め新たな商品やサービスの可能性を積極的に探っていく方針だ。

同社は、更なる成長のために、資金調達などの選択肢の拡大も目的に、プロフェッショナルネットワークの周辺でサービスを展開するサービス事業会社である、プロフェッショナルメディア、エコノミックインデックス、VR Japan、CREEK & RIVER Global Incの4社の上場も視野に入れている。同社では、現在の10分野から50分野への展開を計画しており、展開局面を支える人材が育ってきていること、スタートから本格展開までに必要になるシステム構築の所要時間が短縮化されたのに伴い、50分野への展開は今後5年間で攻めきれると同社は見ている。

(2)今後予想されるトピック:VRなど

同社は、ヴァーチャル・リアリティ(仮想現実。以下、VR)及びオーギュメンテッド・リアリティ(拡張現実。以下、AR)の新会社(株)VR Japanを本年8月に設立している。同社は、ケーブルレスの一体型VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)である「IDEALENS K2」を、国内でも本年中に販売予定。VRは本年、スマホゲームなどによってその存在を一般にも広く知られることになったが、同社は、産業用途の方が展開分野や効果が大きいとみており、これも深堀りしていく方針。手術のシミュレーションや建設分野の職人の手による作業チェックなどがVRによって大掛かりな設備なしでの訓練が可能となるだろう。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)

《HN》

 提供:フィスコ

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