貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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4755 楽天グループ

東証P
766.8円
前日比
+9.7
+1.28%
PTS
766円
23:51 04/24
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1.97 5.97
時価総額 16,442億円
比較される銘柄
ラインヤフー, 
KDDI, 
SBG
決算発表予定日

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アドベンチャー Research Memo(6):OTA市場に影響を与えるLCCは会社数増加とともに路線数も順調に拡大


■業界構造

民間調査会社の調査によれば、国内線の市場規模(2013年度)は約2兆2,000億円であり、そのうちオンライン市場は約1兆円規模と推定されている。ただ、国内線のオンライン市場は、80%強をJALやANAといった大手航空会社の直販が占めているところに特徴がある。これは、大手航空会社が直販を重視してきたことを反映するもので、最近ではLCCの参入により国内線のOTA市場も伸びているものの、全体からすればまだまだ小さいと言える。大手航空会社における直販政策の動向が、アドベンチャー<6030>にとっても何らかの影響を及ぼす可能性は否定できないが、その一方で、直販比率の高さが他社の参入を阻んできたとの見方もできるため、同社がニッチな市場で独自のポジショニングを確立できた要因の1つにもなっているとも考えられる。

一方、今後のOTA市場の動向に大きな影響を与えるLCCについては、航空会社数の増加とともに、路線数も順調に拡大している。ただ、2014年の国内LCC比率は7.5%であり、北米(30%)、西欧(39%)、中南米(32%)、東南アジア(52%)に比べて極めて低い水準にとどまっている※(国土交通省)。

※海外のLCC比率については、2012年のLCC座席シェア比率(座席キロベース)。

また、同社が事業領域の拡充を目論む旅行市場全体(宿泊を伴う国内旅行にかかる、宿泊施設及び運送機関の総販売額)で見ると約8兆7,000億円の大きな市場を形成しているが、そのうちOTAによる取扱高は約1兆1,000億円規模であり順調に伸びている。OTAの上位には、楽天トラベル(楽天<4755>)、じゃらん((株)リクルートライフスタイル)を2大勢力として、(株)i.JTB や(株)一休などが存在する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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