ＯＢＣが３日続伸 今期営業益を上方修正 マイナンバーで需要増

　ＯＢＣ<4733>が３日続伸。朝方から買いが先行し一時前日比220円高の6220円と８月18日以来の水準を回復。その後、6000円まで下げ上げ分を帳消ししたものの、後場、買い直される格好で6200円に迫ってきた。13日の取引終了後に今2016年３月期単独業績予想の増額修正を発表。営業利益は従来予想を12億円上回る前期比19.2％増の102億円に増額し初の100億円台乗せとなり、経常利益は13億円増額され同11.8％増の117億円と従来の２期連続減益予想から一転２ケタ増益見通しに修正したことが買いを誘っているもよう。

　2015年10月の個人番号及び法人番号の通知が開始されるマイナンバー（税と社会保障の共通番号）制度の実務に対応した源泉徴収等で使用する会計ソフト「給与奉行」をはじめとした製品への需要が高まり、プロダクト売上高の増加につながった。
（執筆者：熱田和雄　ストック・データバンク）