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4720 城南進学研究社

東証S
373円
前日比
-1
-0.27%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
28.3 1.51 1.34
時価総額 33.3億円
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学研HD
決算発表予定日

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城南進研 Research Memo(3):小中学生の取り込み強化、幼児教育の充実を進める


■強みと中期経営計画進捗状況

(1)同社の『歩み』と『強み』

弊社では、城南進学研究社<4720>の強みは、1)小回りの利く事業規模、2)それを生かせる経営のフレキシビリティと意思決定の速さ、3)顧客満足度重視の経営哲学、などにあると考えている。それは業界環境の変化に対して同社が実際に行ってきた施策と、その結果としての業績の推移に、明白に現れている。

学習塾・予備校業界を取り巻く事業環境としては、少子化というマイナス方向への大きな流れがある。しかしながら、局所的には大学入試におけるAO入試・推薦入試の拡大、インターネットを初めとする通信技術の発達と、それに伴う勉強方法の変化、ゆとり教育の見直しの動き、英語学習の低年齢化など、プラス方向に活用できる様々な変化が起こっている。同社はそうした変化をうまくキャッチし、その流れに沿った機動的な事業展開を行ってきた。

過去10年間の同社の業績の動きは、上記のような事業環境の変化と同社の経営努力を如実に物語っていると言える。すなわち、2006年3月期から2011年3月期までの減収局面は少子化による大学受験生の減少の影響を受けた時期であった。同社はそうした変化をいち早くつかみ取り、大学受験予備校の再編成を行う一方、映像授業「マナビス」の展開や、個別指導塾部門における小中学生の取り込み強化、幼児教育の充実、幼児英語教育企業の子会社化などを進めた。

そうした経営努力が奏功し、同社の売上高は、2011年3月期を底として2016年3月期まで5期連続で増収となった。2011年3月期から2016年3月期までの売上高の年平均成長率は8.6%となっている。また利益面でも、減収局面で営業損失が続いた一時期もあったが2011年3月期に黒字転換した後は順調に増益基調を歩み、最近では2013年3月期を底に2016年3月期まで3期連続の増益を達成している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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