早稲田アカデミー---2017年3月期2Q及び通期の業績予想を上方修正
早稲田アカデミー<4718>は20日、2017年3月期第2四半期累計期間及び通期の業績予想の修正を発表した。第2四半期累計の連結業績予想で、売上高は前回予想比1.1%減の100.90億円、営業利益は同112.9%増の4.68億円、経営利益は同113.6%増の4.69億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同147.6%増の2.96億円と、利益面で前回予想を大幅に上回る見通し。
第2四半期累計期間においては、売上高は概ね予想の範囲で着地する見通し。費用面では、業務効率改善及び人材の更なる有効活用に向けた施策の推進が、労務費の増加抑制という面でも想定より早く成果が表れたことに加え、教材開発時期の変更や経費削減への取り組みなどにより営業費用は予算を下回り、利益についてはいずれも予想を大きく上回る見込みとなった。
また、通期連結業績予想では、売上高は前回予想比1.3%減の207.49億円、営業利益は同11.6%増の10.70億円、経営利益は同12.1%増の10.72億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同13.9%増の6.68億円となった。
売上高については、非受験生を対象とした授業料割引を含む集客キャンペーンの実施等により、当初予想を1.3%下回る見通しである。費用面では、上半期同様、労務費の増加抑制の傾向が継続するものの、来年度以降の塾生数及び合格実績伸長に向け、広告宣伝費及び販売促進費を増加させる計画に変更したため、利益面では上記のとおりの修正となった。
《TN》
提供:フィスコ