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18年12月期【売上＆経常】過去最高の“業績最強”リスト ＜成長株特集＞
本特集では、来月から始まる3月期決算の先行指標としても注目される18年12月期に売上高と経常利益がともに過去最高を更新する見通しを示している企業にスポットライトを当ててみた(3月22日現在)。
株探集計によると、18年12月期の見通しを開示した382社のうち、経常利益ベースで増益もしくは黒字転換を見込む企業は263社と全体の7割近くに上った。今回はこの263社の中から、(1)時価総額50億円以上、(2)18年12月期に売上高と経常利益が過去最高を更新、(3)18年12月期の経常増益率が10％以上、などの条件を満たした36社を選び出し、増益率が大きい順に記した。
増益率トップとなったのは炭素製品総合メーカーの東海カーボン <5301> 。18年12月期は需給逼迫を背景に黒鉛電極の販売価格が上昇し、経常利益は前期比3.3倍の440億円と11期ぶりに過去最高益を更新する見通しだ。カーボンブラックの旺盛な引き合いや北米新拠点の獲得による増収効果も業績拡大に貢献する。株価は2月21日に上場来高値をつけたあと調整局面にあるが、指標面では予想PER11.5倍と割安感が出てきており、上昇トレンドへの復帰が期待される。
2位のショーケース・ティービー <3909> は主力のWebマーケティング支援サービス「ナビキャスト」やセキュリティ対策サービス「ProTech」の導入企業が増加し、18年12月期の経常利益は前期比3倍の5億円に膨らむ。同社はAI・フィンテック分野などの新規事業の収益化や投資事業による多角化を進め、21年12月期に売上高100億円(前期実績は18.5億円)の中期経営目標を掲げる。3位の鋼球・精機メーカー、ツバキ・ナカシマ <6464> は前期に米エヌエヌ社から買収した精密ベアリング事業の通期寄与などで、4期ぶりの最高益更新を見込む。
4位のペッパーフードサービス <3053> は立ち食いステーキ店「いきなり！ステーキ」の出店を加速、今期は新たに200店舗をオープンする計画だ。また、7位のジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証Ｍ]は主力の航空機オペレーティングリースを中心に出資金販売が拡大し、経常利益は前期比43.7％増の60億円と6期連続の最高益を目指す。株価は高成長を背景に上場来高値圏で推移している。
8位のインフォマート <2492> と9位のメディカル・データ・ビジョン <3902> (ＭＤＶ)の株価も全般相場が低迷する中、右肩上がりの展開が続く。インフォマートは国内最大級のBtoB(企業間電子商取引)プラットフォームを運営する。18年12月期は飲食業界向け受発注、規格書プラットフォームのほか、電子化普及で成長中の請求書プラットフォームの契約企業数が伸び、月額システム使用料が拡大する見通しだ。システム開発投資が減少することも利益拡大を後押しする。また、ＭＤＶは医療ビッグデータを活用した分析調査サービスなどの売上拡大を狙う。
続く10位の日本創発グループ <7814> [ＪＱ]は前期に完全子会社化した日経印刷などの業績上積みで、今期の経常利益は17期ぶりの最高益更新を計画する。同社のほか、スマホゲームを主力とするアエリア <3758> [ＪＱ]や建設コンサルタント大手の建設技術研究所 <9621> 、中古不動産の買取再販事業を展開するムゲンエステート <3299> は予想PER10倍前後と割安感が強く、上値余地の大きい銘柄としてマークしておきたい。
┌ 経常利益 ┐ ┌ 売上高 ┐ 予想
コード 銘柄名 増益率 今期 増収率 今期 PER
<5301> 東海カ 232 44000 63.8 174000 11.5
<3909> ショーケース 203 500 34.6 2500 35.8
<6464> ツバキナカ 76.9 10600 40.9 75000 14.2
<3053> ペッパー 73.9 4037 73.7 62932 40.6
<9612> ラックランド 56.3 1500 28.6 40000 19.3
<3758> アエリア 44.9 4000 44.9 23000 9.5
<7172> ＪＩＡ 43.7 6000 40.1 12000 29.4
<2492> インフォＭＴ 42.8 2500 18.7 7965 71.5
<3902> ＭＤＶ 41.6 800 45.7 4700 160
<7814> 日本創発Ｇ 38.7 1800 31.9 48000 10.6
<7244> 市光工 30.4 8100 6.0 133000 18.6
<9416> ビジョン 25.6 2254 17.3 20599 34.1
<4812> ＩＳＩＤ 24.7 7034 5.5 88000 19.8
<2427> アウトソシン 23.1 12800 26.0 290000 27.5
<6077> Ｎフィールド 22.3 686 22.7 9842 67.9
<1435> インベスＣ 21.1 7099 14.3 76611 36.0
<3445> ＲＳテクノ 20.9 3897 91.1 20993 31.2
<4779> ソフトブレン 20.8 1150 11.0 8900 18.2
<2579> コカＢＪＨ 20.2 47900 15.4 1007300 29.7
<3064> モノタロウ 19.7 14191 23.9 109469 45.4
<3904> カヤック 19.4 880 19.9 7300 26.8
<3091> ブロンコＢ 19.2 3000 14.8 22700 26.0
<9621> 建設技研 18.0 2950 18.7 58500 11.1
<3901> Ｍラインズ 17.3 746 19.0 2000 43.5
<6071> ＩＢＪ 17.1 1749 12.3 10620 35.4
<2212> 山パン 15.1 37000 1.8 1072000 23.4
<3276> 日本管理Ｃ 14.1 2800 18.5 48000 15.1
<2752> フジオフード 13.8 2860 5.6 37940 27.9
<4911> 資生堂 12.0 90000 2.8 1033000 47.1
<4245> Ｄ・アクシス 11.8 1500 6.1 35600 20.4
<3299> ムゲンＥ 11.5 7222 20.0 76284 7.1
<2169> ＣＤＳ 11.4 1180 6.2 9025 12.8
<3319> ＧＤＯ 10.2 1350 15.9 25000 21.0
<4704> トレンド 10.2 40800 10.7 164800 30.1
<9384> 内外トランス 10.2 1750 5.9 23000 13.8
<3085> ＡＬサービス 10.0 4200 13.0 30000 29.3
※2016年1月以降に上場した銘柄は除いた。売上高と経常利益の単位は百万円。
株探ニュース
株探集計によると、18年12月期の見通しを開示した382社のうち、経常利益ベースで増益もしくは黒字転換を見込む企業は263社と全体の7割近くに上った。今回はこの263社の中から、(1)時価総額50億円以上、(2)18年12月期に売上高と経常利益が過去最高を更新、(3)18年12月期の経常増益率が10％以上、などの条件を満たした36社を選び出し、増益率が大きい順に記した。
増益率トップとなったのは炭素製品総合メーカーの東海カーボン <5301> 。18年12月期は需給逼迫を背景に黒鉛電極の販売価格が上昇し、経常利益は前期比3.3倍の440億円と11期ぶりに過去最高益を更新する見通しだ。カーボンブラックの旺盛な引き合いや北米新拠点の獲得による増収効果も業績拡大に貢献する。株価は2月21日に上場来高値をつけたあと調整局面にあるが、指標面では予想PER11.5倍と割安感が出てきており、上昇トレンドへの復帰が期待される。
2位のショーケース・ティービー <3909> は主力のWebマーケティング支援サービス「ナビキャスト」やセキュリティ対策サービス「ProTech」の導入企業が増加し、18年12月期の経常利益は前期比3倍の5億円に膨らむ。同社はAI・フィンテック分野などの新規事業の収益化や投資事業による多角化を進め、21年12月期に売上高100億円(前期実績は18.5億円)の中期経営目標を掲げる。3位の鋼球・精機メーカー、ツバキ・ナカシマ <6464> は前期に米エヌエヌ社から買収した精密ベアリング事業の通期寄与などで、4期ぶりの最高益更新を見込む。
4位のペッパーフードサービス <3053> は立ち食いステーキ店「いきなり！ステーキ」の出店を加速、今期は新たに200店舗をオープンする計画だ。また、7位のジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証Ｍ]は主力の航空機オペレーティングリースを中心に出資金販売が拡大し、経常利益は前期比43.7％増の60億円と6期連続の最高益を目指す。株価は高成長を背景に上場来高値圏で推移している。
8位のインフォマート <2492> と9位のメディカル・データ・ビジョン <3902> (ＭＤＶ)の株価も全般相場が低迷する中、右肩上がりの展開が続く。インフォマートは国内最大級のBtoB(企業間電子商取引)プラットフォームを運営する。18年12月期は飲食業界向け受発注、規格書プラットフォームのほか、電子化普及で成長中の請求書プラットフォームの契約企業数が伸び、月額システム使用料が拡大する見通しだ。システム開発投資が減少することも利益拡大を後押しする。また、ＭＤＶは医療ビッグデータを活用した分析調査サービスなどの売上拡大を狙う。
続く10位の日本創発グループ <7814> [ＪＱ]は前期に完全子会社化した日経印刷などの業績上積みで、今期の経常利益は17期ぶりの最高益更新を計画する。同社のほか、スマホゲームを主力とするアエリア <3758> [ＪＱ]や建設コンサルタント大手の建設技術研究所 <9621> 、中古不動産の買取再販事業を展開するムゲンエステート <3299> は予想PER10倍前後と割安感が強く、上値余地の大きい銘柄としてマークしておきたい。
┌ 経常利益 ┐ ┌ 売上高 ┐ 予想
コード 銘柄名 増益率 今期 増収率 今期 PER
<5301> 東海カ 232 44000 63.8 174000 11.5
<3909> ショーケース 203 500 34.6 2500 35.8
<6464> ツバキナカ 76.9 10600 40.9 75000 14.2
<3053> ペッパー 73.9 4037 73.7 62932 40.6
<9612> ラックランド 56.3 1500 28.6 40000 19.3
<3758> アエリア 44.9 4000 44.9 23000 9.5
<7172> ＪＩＡ 43.7 6000 40.1 12000 29.4
<2492> インフォＭＴ 42.8 2500 18.7 7965 71.5
<3902> ＭＤＶ 41.6 800 45.7 4700 160
<7814> 日本創発Ｇ 38.7 1800 31.9 48000 10.6
<7244> 市光工 30.4 8100 6.0 133000 18.6
<9416> ビジョン 25.6 2254 17.3 20599 34.1
<4812> ＩＳＩＤ 24.7 7034 5.5 88000 19.8
<2427> アウトソシン 23.1 12800 26.0 290000 27.5
<6077> Ｎフィールド 22.3 686 22.7 9842 67.9
<1435> インベスＣ 21.1 7099 14.3 76611 36.0
<3445> ＲＳテクノ 20.9 3897 91.1 20993 31.2
<4779> ソフトブレン 20.8 1150 11.0 8900 18.2
<2579> コカＢＪＨ 20.2 47900 15.4 1007300 29.7
<3064> モノタロウ 19.7 14191 23.9 109469 45.4
<3904> カヤック 19.4 880 19.9 7300 26.8
<3091> ブロンコＢ 19.2 3000 14.8 22700 26.0
<9621> 建設技研 18.0 2950 18.7 58500 11.1
<3901> Ｍラインズ 17.3 746 19.0 2000 43.5
<6071> ＩＢＪ 17.1 1749 12.3 10620 35.4
<2212> 山パン 15.1 37000 1.8 1072000 23.4
<3276> 日本管理Ｃ 14.1 2800 18.5 48000 15.1
<2752> フジオフード 13.8 2860 5.6 37940 27.9
<4911> 資生堂 12.0 90000 2.8 1033000 47.1
<4245> Ｄ・アクシス 11.8 1500 6.1 35600 20.4
<3299> ムゲンＥ 11.5 7222 20.0 76284 7.1
<2169> ＣＤＳ 11.4 1180 6.2 9025 12.8
<3319> ＧＤＯ 10.2 1350 15.9 25000 21.0
<4704> トレンド 10.2 40800 10.7 164800 30.1
<9384> 内外トランス 10.2 1750 5.9 23000 13.8
<3085> ＡＬサービス 10.0 4200 13.0 30000 29.3
※2016年1月以降に上場した銘柄は除いた。売上高と経常利益の単位は百万円。
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