アイサンテクノが続伸、経産省の新連携支援事業に同社事業が採択される

　アイサンテクノロジー<4667>が続伸し、一時、前日比８３円（５．７％）高の１５３９円まで上昇する場面があった。８月３１日の取引終了後、経済産業省の平成２７年度「商業・サービス競争力強化連携支援事業（新連携支援事業）」に、同社の「準天頂衛星信号を受信する高感度アンテナを利用した高精度測位システムサービス事業」が採択されたと発表しており、これを好感した買いが入っている。
　同事業は、準天頂衛星などが発信するＬ５信号およびＬ１信号との２周波コード測位に対応した小型アンテナとスマートフォン向けのソフトウエア受信機を開発し、アンテナユニットの小型化を実現するほか、データのバックアップおよび成果管理用のクラウドサービスを組み合わせた、山林向けの測量システム一式のサービスを提供するなどというもの。なお、経産省の新連携支援事業は、中小企業が事業の分野を異にする事業者と連携し、その経営資源（技術、マーケティング、商品化など）を有効に組み合わせて新事業活動を行うことで、新市場創出、製品・サービスの高付加価値化を目指す取り組みを支援することを目的とした制度で、日本政策金融公庫による低利融資や、中小企業信用保険法の特例、特許料の特例などの支援措置を受けることができる。

アイサンテクノの株価は９時４９分現在１５０６円（△５０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）