フォーカス---上半期は増収、最終利益は7割増を達成
ITサービスのフォーカスシステムズ<4662>は6日、第2四半期累計(2015年4-9月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比2.9%増の74.94億円、営業利益が同31.6%減の2.01億円、経常利益が同26.8%減の1.97億円、純利益が同70.1%増の2.80億円となった。
人材不足が顕著化するなか、採用・育成の強化、取引の深耕、新規事業・自社製品の創出、組織間の連携強化などを掲げて事業展開し、増収となった。利益面では、東証2部への市場変更費用や基幹システム導入費用がかさんだ格好。
通期業績予想は従来計画を据え置いた。売上高が前期比1.4%増の153.00億円、営業利益が同1.0%増の9.50億円、経常利益が同2.5%増の9.20億円、純利益が同1.2%増の6.00億円としている。
同社は、公共分野で実績のある独立系の中堅システムインテグレーター(SI)。主力のシステム開発のほかに、運用・保守などのITサービス、セキュリティ製品の開発、販売などを手掛ける。主要取引先はNTTデータ<9613>や日本IBMなどの大手SIで、エンドユーザーは官公庁から民間企業まで幅広い。2015年5月に東京証券取引所市場第2部へ市場変更した。
《SF》
提供:フィスコ