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4650 SDエンターテイメント

東証S
278円
前日比
-5
-1.77%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
248 1.84
時価総額 25.0億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 徹するべきは「中小型株」の押し目買い


「徹するべきは「中小型株」の押し目買い」

●25日線“下値支持”のジンクス

 日経平均株価の6月月足チャートは、何とか陽線で終えることができた。4月から3ヵ月連続での陽線は素直に歓迎できる。

 ただ、気になるのは、先週末(6月30日)の終わり方。久し振りに窓を明けての大幅反落となった。これが尾を引く可能性はないのか。「ある」と見るのが自然だ。高値圏から一気に急落すると買い戻しが入りにくく、しばらく軟調な展開が続くのが普通だからだ。

 この点やや心配があるものの、一方で安堵できる材料もある。日経平均は4月下旬以降、25日移動平均線の上で推移しているが、5月末と6月半ばの2回、移動平均線にタッチしたり、一瞬割り込んだあと、すぐに蘇生している。

 今回、日経平均は25日移動平均線(2万円)を一瞬割り込んだ。だからここからは戻るとまでは言い切れないが、市場の短期トレンドを示す25日移動平均線が上昇トレンドをキープしていることを考えると、これまでの2回と同様、短期で浮上に転じる可能性が高いと見る。

 それでも高値波乱の様相であり、この点は警戒を怠れないが、それにしてもなぜ急落したりするのか。

 米国市場がNYダウNASDAQともに明らかに高値波乱状態にあるからだ。NYダウは6月20日から下落を開始、NASDAQはそれより10日ほど前の6月9日から下げ始め、いまもまだ下げ止まったとは言えない不安定な動きを見せている。

 米国の両市場はなぜこんなことになっているか。アップル、Amazon、グーグル(アルファベット)、インテルなど超人気銘柄が買われ過ぎて、その反動が来ているのだ。

 この種の下落は、落ち着くまでしばらくかかる。しかし、目先筋が売り切ると大抵はまた浮上に転じるのだ。

●成長期待株の下値を拾う

 米国市場については、いまはそれを待たねばならないが、国内の中小型株はその形なき制約からは自由なので、ここは引き続き成長力を秘めた中小型株の押し目狙いに徹する。これがオーソドックスながらお勧めの策になる。

 そこで、注目したい銘柄は、まずはスタートトゥデイ <3092> だ。時々取り上げる銘柄だが、ここにきて急落している。

 売り材料となっているのは、Amazonが衣料品の試着サービスを開始するとの報道。日本で始めるわけではないものの、スタートトゥディが影響を受けるだろうとの見方から株は売られてしまったのだ。しかし、すでに大きく下げてきており、さらに下げたとしてもあとはもうさほど大きくないと見ている。

 業績にまったく問題はないのに、株が大きく売り込まれた銘柄がすべて有望とは限らないものの、人材派遣のアウトソーシング <2427> も下げ余地はさほどないと考える。

 リチウムイオン電池セパレーター専業のメーカー、ダブル・スコープ <6619> も反落中であり、落ち着きを待って手掛けたい銘柄になる。

 スマホアクセサリーの企画・販売やクラウド型ec事業システムに強いHamee <3134> もようやく押しが入った。ここを見逃さないようにしたい。

 最後にかなりリスクが高くなるが、躍進続くRIZAPグループ <2928> [札証A]の傘下に入ったマルコ <9980> [東証2]だ。女性用補正下着の販売不振が続いていたが、RIZAPグループ入りで需要増はまず間違いないところ。株価も目先はかなり上がっているものの、少しでも反落があれば見逃さないようにしたい。

 なお、RIZAPグループの上場企業はマルコの他にSDエンターテイメント <4650> [JQ]、イデアインターナショナル <3140> [JQG]、ぱど <4833> [JQG]、夢展望 <3185> [東証M]、堀田丸正 <8105> [東証2]、ジーンズメイト <7448> 、パスポート <7577> [JQ]、そして本体のRIZAPがある。

2017年6月30日 記

株探ニュース

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