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4650 SDエンターテイメント

東証S
278円
前日比
+3
+1.09%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
248 1.84
時価総額 25.0億円
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SDエンター Research Memo(6):地道な努力が奏功、全体の来客数が底打ちし増加に転じる


■既存事業の動向

(2)ボウリング事業

ボウリング事業の2016年3月期第1四半期の売上高は244百万円(前年同期比0.8%減)と前年同期比ほぼ横ばいで着地した。一方営業利益は前年同期の25百万円の損失から4百万円の損失へと大幅に改善した。売上高の微減はプロショップの出店効果の剥落であり、後述の附帯収入増加や客数増、客単価上昇などが利益面での改善に貢献したものとみられる。

ボウリング事業についてSDエンターテイメント<4650>は、客数増に向けて地道な取組みを行ってきた。具体的には、シニア層の健康志向にアピールすべく、シニアを対象にした「健康ボウリング教室」の定期開催や、同社所属の若手女子プロボウラー・寺下智香プロを前面に押し出してのプロモーション活動、ファイミリー層への訴求を狙ったCM動画制作などだ。

こうした努力が奏功して、2016年3月期第1四半期は客数が増加に転じた模様だ。内容はシニア層やファミリー層などが増加した一方、20代の若年層は特に夜間の来店客数がまだ苦戦しているものとみられるため、いわゆるミックスの悪化が生じている可能性は否定できない。しかしこれは過渡期の現象であり、重要なことは全体の来客数が底打ちし、増加に転じたことにあると弊社では考えている。

また、売上増大策として、飲料デリバリー(野球場と同様の、イベントガールによるビールの販売)やピンマスキング広告(レーン正面のスペースを広告スペースに転用)の導入を行い、附帯収入を増加させて収益の底上げを図った。広告主からは高評価を得ている模様で、今後もこうした広告スペースの活用で広告収入を伸ばす余地があると弊社ではみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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