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2017年03月10日16時35分

サカタインクス Research Memo(7):国内外で環境配慮型高機能・高付加価値化インキの市場が拡大基調


■サカタインクス<4633>の今後の見通し

国内印刷インキ市場は新聞・雑誌等の紙媒体印刷物の減少で成熟イメージが強いが、新聞インキ市場は国内印刷インキ市場全体の約1割を占めるに過ぎず、全体に与える影響は小さい。そして市場の約4割を占めるグラビアインキ市場や、約3割を占めるオフセットインキ市場は堅調に推移している。

化学工業統計によると、国内印刷インキ出荷数量は2015年が2014年比2.3%減少だったが、2016年は2015年比1.1%増加となり回復傾向を強めている。そして2016年は、新聞インキが2015年比3.8%減少だったが、グラビアインキは同2.3%増加、オフセットインキは同1.0%増加と堅調だった。

特にパッケージ用インキ(段ボールや紙器などパッケージ印刷用のフレキソインキ、食品・化粧品・トイレタリー製品・日用品などフィルム製包材パッケージ印刷用のグラビアインキ、飲料缶など金属印刷用のメタルインキ)の分野では、環境配慮型高機能・高付加価値インキへのシフトが一段と進展して市場拡大基調である。

北米市場は人口増加が継続し、個人消費が堅調で印刷インキ市場全体が拡大基調である。さらに食品・化粧品・トイレタリー製品・日用品などフィルム製包材パッケージの分野では、日本市場ほど環境対応や高機能化が進展していないため、環境配慮型高機能・高付加価値インキの市場拡大余地が大きい。

アジア市場は人口増加や経済成長を背景として、インドやベトナムなどの新興国で印刷インキ市場全体が拡大基調であり、環境配慮型高機能・高付加価値インキへのシフトも後押しして、パッケージ用インキを中心に需要拡大基調が期待される。また中国やインドでは、所得水準の向上や識字率の上昇なども背景として新聞需要が増加基調である。そしてインドの新聞はカラーページの比率が高いため、中期的に新聞インキを始めとする印刷インキの需要拡大が期待されている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

《HN》

 提供:フィスコ
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