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2016年02月22日16時00分

メドレックス Research Memo(1):イオン液体を活用した「ILTSR」を世界に先駆けて開発した創薬ベンチャー


メドレックス<4586>は、イオン液体を活用した経皮吸収型製剤技術「ILTSR(Ionic Liquid Transdermal System)」を世界に先駆けて開発した創薬ベンチャー。イオン液体を用いることで従来は経皮吸収が困難だった難溶性薬物や高分子化合物(ペプチド、核酸)の経皮吸収型製剤の開発が可能となり、米国での上市を目指している。また、マイクロニードルやナノコロイドといった先進技術を用いた製剤開発も進めている。

最も上市に近い消炎鎮痛貼付剤「ETOREATR」は、第3相臨床試験の追加試験を2016年に実施予定で、順調に進めば2017年前半の製造販売承認申請、2018年の承認取得が見込まれる。販売提携先である興和(株)からのマイルストーン収入が承認申請時点で10.5億円、承認取得時点で15億円入る予定となっている。米国での消炎鎮痛貼付剤の市場は約10億ドルの規模となるがパップ剤(含水製剤)しかなく、テープ剤(非含水製剤)である「ETOREATR」が上市されれば、その利便性の高さから早期に市場シェアを獲得できる可能性がある。経口剤も含めると潜在市場規模は20~30億ドルとみられるだけに、今後の動向が注目される。

もう1つの有力パイプラインとして、中度から重度の疼痛緩和貼付剤となる「MRX-1OXT」がある。米国オピオイド(麻薬性鎮痛薬)市場において5割強のシェアを占める薬物であるオキシコドンをILTSR技術でテープ製剤化したもので、2015年11月より前臨床試験を開始している。早ければ2016年末頃に第1相臨床試験に入る予定だ。オキシコドンの米国での市場規模も約23億ドルと大きく貼付剤もまだないことから、テープ貼付剤として上市できれば売上の拡大余地は大きいと言えよう。

その他、痙性麻痺治療薬「MRX-4TZT」、神経疼痛治療薬「MRX-5LBT」なども2016年以降、米国で臨床試験を開始する計画となっている。このため、2016年12月期の研究開発費は前期比2.6倍増の1,878百万円と大幅に増加する見込みで、営業損失も前期の999百万円から2,117百万円に拡大する。現在は開発ステージであるため営業損失が続くものの、「ETOREATR」の治験が順調に進み上市が実現すれば、収益も成長ステージへ移行することが予想される。

■Check Point
・MRX-1OXTは早ければ2017年に米国での販売権許諾契約が締結
・4つのパイプラインについて、米国市場向けの開発が進行中
・自社製品である「ヨードコート軟膏R」が増収に寄与

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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