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4585> [東証M] が2月13日大引け後(15:00)に業績修正を発表。16年12月期の連結最終損益を従来予想の137億円の赤字→141億円の赤字(前の期は33.9億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の121億円の赤字→125億円の赤字(前年同期は12億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
・特別損失の内容 平成29年1月10日付にて開示いたしました「アステラス製薬株式会社によるASP7374(当社開発コード:UMN-0502)及びASP7373(当社開発コード:UMN-0501)に係る共同事業契約解約権行使のお知らせ」に記載の通り、アステラス製薬株式会社より、細胞培養インフルエンザワクチンの共同事業契約の解約権を行使する旨の申し入れを受け、
»続く
当社の収益基盤の重要な1つでありました国内インフルエンザワクチン供給事業が困難となりました。これを受けて、当社におきましては、平成29年1月31日付にて開示した「特別損失の計上に関するお知らせ」及び「業績予想の修正に関するお知らせ」の通り、連結においては当社連結子会社であった株式会社UNIGENが保有する岐阜工場における棚卸資産及び固定資産等に関し10,156百万円の事業整理損を、個別においては関係会社株式及び貸付債権等に関し7,489百万円の事業整理損を特別損失に計上することといたしました。これらの特別損失計上による損失の大幅な拡大を受け、連結及び個別財務状況が急速に悪化することとなったことから、同日平成29年1月31日付にて開示いたしました「当社連結子会社である株式会社UNIGENの当社持分株式譲渡に関するお知らせ」に記載の通り、当社連結子会社であった株式会社UNIGENの当社保有普通株式全株をアピ株式会社に売却し、当社が準備を進めていた米国向けFlublok原薬輸出事業の推進も困難となりました。 これらの状況を受け、当社単体における今後の事業方針の策定を進めておりますが、当社が保有している横浜研究所、秋田研究所及び秋田工場、並びに供用資産としての横浜本社に係る全ての固定資産に関し、固定資産の減損に係る会計基準に係る「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準委員会 平成15年10月31日 最終改正平成21年3月27日)の基準に照らし合わせ検討した結果、当該固定資産の全額を減損し、連結及び個別において376百万円の事業整理損を特別損失に追加計上することといたしました。・業績予想の修正理由(1)連結業績予想 「特別損失の内容」に記載の通り、当社が保有している横浜研究所、秋田研究所及び秋田工場、並びに供用資産としての横浜本社に係る全ての固定資産に関し全額を減損し、連結において376百万円の事業整理損を特別損失に追加計上することといたしました。 結果、当期純損失が前回予想と比べ拡大する見込みであります。なお、当該特別損失を計上することにより、平成28年12月期連結純資産額は△110億円程度と、大幅な債務超過となる見込みであります。 (2)個別業績予想 連結業績予想と同様の理由により、当社が保有している横浜研究所、秋田研究所及び秋田工場、並びに供用資産としての横浜本社に係る全ての固定資産に関し全額を減損し、個別において376百万円の事業整理損を特別損失に追加計上することといたしました。 結果、当期純損失が前回予想と比べ拡大する見込みであります。なお、当社単体における平成28年12月期純資産額は、当該特別損失を追加計上するものの、プラスを維持し2.0億円程度となる見込みであります。平成29年12月期以降については、減損対象となった上記固定資産に係る減価償却費は発生いたしません。 (注)上記業績予想数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成しており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
今期の業績予想
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
2014.12 |
1,108 |
-3,942 |
-4,249 |
-3,961 |
-452.3 |
0 |
15/02/13 |
2015.12 |
202 |
-3,207 |
-3,390 |
-3,390 |
-354.2 |
0 |
16/02/12 |
前期比 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。