UMNファーマ <
4585> [東証M] が10月18日大引け後(16:30)に業績修正を発表。16年12月期の連結最終損益を従来予想の23.4億円の赤字→34.5億円の赤字(前期は33.9億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の7.3億円の赤字→18.4億円の赤字(前年同期は12億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1)連結業績予想 UMN-0502(組換えインフルエンザHA ワクチン(多価)、以下、「UMN-0502」といいます。)について、平成26 年5月に提携先であるアステラス製薬株式会社が、インフルエンザの予防の効能・効果で、厚生労働省に対して製造販売承認申請を行い、審査対応を共同で進めております。 審査の実施主体は、平成28 年2月12 日開示「平成2
»続く
7 年12 月期決算短信〔日本基準〕(連結)1.経営成績・財政状態に関する分析 (4)事業等のリスク 1.医薬品開発に関する一般的なリスク a)医薬品開発の不確実性について」に記載のとおり、独立行政法人医薬品医療機器総合機構であります。UMN-0502 の承認審査に関する同機構からの照会事項に対し、アステラス製薬株式会社とともに真摯に対応しております。かかる審査の進捗状況に鑑み、前連結会計年度に引き続き、当連結会計年度中においても承認取得は困難との判断に至りました。結果、UMN-0502 関連収益の計上が、平成29 年12 月期へずれ込む見通しとなりました。また、合せて当連結会計年度において受注していた受託業務のうち、一部について検収が平成29 年12 月期にずれ込む見通しとなったことから、平成28 年12 月期の売上高の予想を下方修正いたしました。 一方、費用面におきましては、当社技術導入元であるProtein Sciences Corporation へのUMN-0502 関連収益に係るロイヤリティの支払が減少、試験研究費においては米国向けFlublok原薬輸出事業に係るFDA への岐阜工場製造所申請のための試験製造ロット数が半減したことにより消耗品費等が減少、また、その他固定費及び一般管理費等の費用に関し徹底的なコスト改善を推進しており、相当の費用減少が見込まれるものの、岐阜工場の維持費用及び審査対応に係る試験研究費が一定程度発生することから減収の影響を吸収しきれない結果、営業損失、経常損失及び当期純損失が前回予想と比べ拡大する見込みであります。 なお、平成28 年5月25 日開示「中期経営計画資料2016-2019」のP5に記載している「2016 年度~2019 年度中期経営計画 連結損益計画」の前提である平成29 年12 月期からの日本国内でのUMN-0502 商用生産開始の見通しは変えておりません。今般の業績予想の主な修正要因となるマイルストン収益、ならびに受託業務に係る収益は、平成29 年12 月期業績に計上される見込みであり、来期の増収増益要因と認識しております。別途準備を進めている米国向けFlublok原薬輸出事業等その他の要因を総合的に勘案し、新たに中期経営計画を策定した時点で改めて公表させていただきます。(2)個別業績予想 平成28 年12 月期の売上高の減収要因は、連結業績予想に記載のとおりであります。 一方、費用面におきましては、連結業績予想の記載のとおりでありますが、減収の影響を吸収しきれない結果、経常損失及び当期純損失を計上する見込みとなりました。 当社グループは、ステークホルダーの期待に応えるべく、また国民の皆様の健康に資する安全な製品を供給すべく、当局によるUMN-0502 審査の対応に経営資源を集中的に投じ、一日でも早く承認が得られるよう全力を尽くすとともに、米国向けFlublok原薬輸出事業等の事業推進を通じて、中長期における企業価値向上の責務を果たしてまいる所存でございます。(注)上記業績予想数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基 づいて作成しており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
今期の業績予想
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
2014.12 |
1,108 |
-3,942 |
-4,249 |
-3,961 |
-452.3 |
0 |
15/02/13 |
2015.12 |
202 |
-3,207 |
-3,390 |
-3,390 |
-354.2 |
0 |
16/02/12 |
前期比 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。