ラクオリア創薬が続伸、テムリックを株式交換で完全子会社化へ

　ラクオリア創薬<4579>が続伸。２６日の取引終了後、がん領域に特化した創薬事業を手掛けるテムリック（東京都新宿区）を来年２月、株式交換により完全子会社化すると発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。

　今回の完全子会社化は、事業領域の拡大、特にがん疾患領域や希少疾患領域への積極的な進出を目的としたもの。これにより、学術・研究機関との共同研究成果の取り込み先となる創薬プラットフォームを構築することが可能となり、共同研究から創出される治療薬開発の加速化が期待できいるほか、テムリックがその権利を保有し、米サイロス・ファーマシューティカルズ（マサチューセッツ州）に対して北米および欧州におけるがん適応での独占的な開発・販売の権利をライセンスしているＴＭ－４１１（一般名：タミバロテン）の業績寄与が期待されている。なお、株式交換はテムリックの株式１株に対して、新たに発行するラクオリア創薬株式９０株を割り当て交付する。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）