貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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4543 テルモ

東証P
2,620.0円
前日比
+17.5
+0.67%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
37.0 3.20 0.84 1.30
時価総額 39,056億円
比較される銘柄
オリンパス, 
朝日インテク, 
日本光電
決算発表予定日

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日本ライフL Research Memo(3):メーカー機能と商社機能を併せ持つユニークな事業モデル


■会社概要

2. 事業概要
医療機器は検査や手術など様々な医療場面で使われ、MRI等の大型機器から注射器までサイズの大小・値段の高低が多岐にわたる。日本の医療機器業界は充実した健康保険制度の下で、世界でも有数の市場となっているが、心臓ペースメーカーなどに代表される、高度な管理が必要とされる医療機器については、日本メーカーが欧米の巨大メーカーに規模で劣後していることや、医療機器という生命に直接関わる製品を扱うことに対する参入障壁の高さから、大半の医療機器を輸入品に依存してきた。とはいえ近年、オリンパス<7733>の消化器内視鏡やテルモ<4543>のカテーテル、シスメックス<6869>の検体検査機器など、日本メーカーのスキルアップによって世界で受け入れられるような医療機器も開発されるようになってきた。

こうした背景の下、日本ライフライン<7575>は心臓ペースメーカーの輸入販売を開始して以来長きにわたって、販売拠点を全国に広げながら海外の先端医療機器を国内へ導入してきた。医療機器の販売には高度な専門知識が求められるが、同社は医師と密にコミュニケーションをとるなかで、専門商社として製品に対する目利きの力を養ってきたといえる。さらに自社製品の開発においても、第一線で活躍する医師とのネットワークを生かし、海外メーカーが行わない、ニーズにきめ細かく対応した製品開発を行っている。また、医療機器の導入には、製品の安全性や有効性を示すデータの取得や行政との折衝などを通じて、薬事承認の取得が必要となるが、同社は長年の導入経験に基づき、薬事部門の体制強化を進めてきた。こうした全国規模での販売体制と充実した薬事体制が、日本に販路を持たない海外メーカーにとって、同社を日本における販売パートナーとして魅力あるものにしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《NB》

 提供:フィスコ

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