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2018年05月27日09時30分

【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 土台を固めた東京市場、悪材に“粘り腰”


「土台を固めた東京市場、悪材に“粘り腰”」

●マイナス材料の感応度で測る市場強度

 5月相場が間もなく終わる。日経平均株価の月足チャートは陽線で終われるかどうか、微妙なところだ。

 この点では強い相場とはいえないものの、弱いともいえない展開の中にある。

 月初めから緩やかな上昇を続け、失速したのは先週23日以降、数日に過ぎないからだ。

 それも週末の米朝首脳会談の開催が取りやめになるという特大のネガティブ材料が飛び出したにも関わらず、日経平均は大きく下げたりはしなかった。

 もちろん市場的な説明をすると、「事前にある程度予測されていた」ということになるのだが、市場の根幹が弱ければ、ショック安に見まわれてもおかしくない状況だった。

 そうならなかったのは、やはり土台がしっかり固まっているから。こう見てよい。

 トランプ大統領は他にも、東京市場が懸念せざるを得ない発表もしているのだ。米国の輸入自動車に対して25%の関税を課すと。もちろん、トヨタ自動車 <7203> など自動車株はそれを懸念して売られたものの、調整と呼べる程度の下げであり、大崩れしたりしていない。

 株式投資では、好材料に対する感応度をはかりつつ売買する必要があるが、同時に忘れてならないのが悪材料=ネガティブ材料に対するそれもしっかり確認する必要があることだ。

●悪材への耐性で選別

 トヨタ自動車株でそれを見てみよう。関税引き上げ観測が流れた23日の寄り付き7555円から週末25日には7100円前後まで下げたものの、23日当日の下落率はわずかに1.2%程度。

 ここですぐに下げ止まり、回復に向かうことはないにしても、間もなく下げ止まってもよいような下落ぶりとなっている。これはやはり市場が、追加関税は撤回されるか、緩和されると見ているからと考えてよい。米国での生産を増やすという約束をすれば、実際緩和か、実施が先延ばしされる可能性が高いからだ。

 このように、いまは市場がネガティブ材料に強くなっている。こういえる状況だけに、ここはまずはヤマトホールディングス <9064> だ。最近、人気経済誌「週刊ダイヤモンド」が、この会社を手厳しく批判する特集記事を掲載した。株価は大きく下げてもおかしくなかったが、そうはならなかった。

 これはヤマトの収益好転を市場が評価しているからと見てよく、株は要注目となる。

 顧客が要求している製品の最終検査をしていなかったことが明らかになった日本ガイシ <5333> も、投資対象としては魅力的な状況にある。23日以降、下げはしたものの、週末はまだ完全に下げ止まったとは言い難いが、下落幅は小幅に終わった。

 5月21日まで堅調に上昇を続けていたものの、利食いに押されて反落、早くも回復の兆しを見ている漢方薬首位のツムラ <4540> も、戻りの流れに着きたいところだ。

 決算発表後に一段安となったマンダム <4917> も、株価が売られて少し戻りかけたところは投資有利と見る。

 新興銘柄ではAI(人工知能)とネット検索機能を活用した自動翻訳システムに強いロゼッタ <6182> [東証M]が高値圏で小反落した。下げ止まりを待つのが良策といえる。

 ややリスクは高くなるが、ペプチドリーム <4587> も将来性を考えると、ペプチド を材料した創薬は今後も拡大が見込めることから、株価は蘇生確率が高い。

2018年5月25日 記

株探ニュース
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