中外薬がカイ気配スタート、第3四半期最終利益が2割の伸びでピーク益更新
中外製薬<4519>に寄り付きから物色資金が集中、カイ気配スタートとなった。同社が22日取引終了後に発表した15年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算では、売上高にあたる売上収益が3677億7200万円(前年同期比10.3%増)、営業利益は670億5900万円(同13.4%増)、最終利益は476億4700万円(同19.9%増)と大幅増収増益を果たした。最終利益は2割の伸びを確保し同期間の過去最高を更新、これを評価する買いを呼び込んでいる。これが大きく好感された格好だ。
タミフルを除く国内事業は新製品や主力品の成長により好調に推移し収益を牽引した。抗がん剤も主力の「アバスチン」を中心に伸びている。海外では、為替の対スイスフランでの円安も寄与して関節リウマチ薬のロシュ向け輸出が好調で業績を押し上げた。また、同社は同日、バイオ抗体原薬生産プラントを新設することも発表、開発を進捗させてきた医薬品候補に実用化の道筋がみせてきたことで、商用生産を見据えた生産能力の拡充に注力する構えで、これも株価を刺激している。
中外薬の株価は9時4分現在3945円(△100円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
タミフルを除く国内事業は新製品や主力品の成長により好調に推移し収益を牽引した。抗がん剤も主力の「アバスチン」を中心に伸びている。海外では、為替の対スイスフランでの円安も寄与して関節リウマチ薬のロシュ向け輸出が好調で業績を押し上げた。また、同社は同日、バイオ抗体原薬生産プラントを新設することも発表、開発を進捗させてきた医薬品候補に実用化の道筋がみせてきたことで、商用生産を見据えた生産能力の拡充に注力する構えで、これも株価を刺激している。
中外薬の株価は9時4分現在3945円(△100円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)