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カイオムが続伸、小野薬と委受託基本契約を締結

 カイオム・バイオサイエンス<4583>が続伸している。15日の取引終了後、小野薬品工業<4528>と新規抗体作製および抗原・タンパク質調製など関わる委受託基本契約を締結すると発表しており、これを好感した買いが入っている。

 今回の契約により、カイオムは同社の抗体作製技術ADLibシステムやB cell cloning法を用いて、小野薬が保有する標的に対するモノクローナル抗体の作製業務、および抗体、抗原などの組み換えタンパク質の調製業務を行うことになる。なお、同件による18年12月期業績への影響は精査中としている。

 同時にカイオムは、第1四半期(1~3月)単独決算を発表し、売上高4500万円(前年同期比17.6%減)、営業損益3億200万円の赤字(前年同期2億300万円の赤字)、最終損益3億100万円の赤字(同2億500万円の赤字)となった。

 創薬事業で、共同開発ライセンスおよび独占的オプション契約締結に伴うオプション料を計上したほか、創薬支援事業で中外製薬<4519>グループおよび田辺三菱製薬<4508>グループからの受託や、国内外製薬企業ほかからの抗体作製およびタンパク質関連サービス受託に伴う収入を計上したが、研究開発費が膨らみ赤字幅が拡大した。なお、18年12月期通期業績予想は引き続き非開示としている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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