ＯＴＳが底堅い動き、がん特異的ペプチドワクチンで試験進捗に伴うマイルストーン発生

　オンコセラピー・サイエンス<4564>は底堅い動き。この日の寄り前に、塩野義製薬<4507>にライセンスアウトしているがん特異的ペプチドワクチンＳ－５８８４１０の食道がん患者を対象とした第３相臨床試験について、試験進捗に伴うマイルストーンが発生したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが下値に入っているようだ。なお、同マイルストーンは、１９年３月期第３四半期に事業収益として計上するとしている。

　同時に、独自で開発したがんペプチドカクテルワクチン「ＯＴＳＧＣ－Ａ２４」に関して、シンガポールの国立シンガポール大学病院で、免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ（一般名ニボルマブ）及び「ヤーボイ（一般名イピリムマブ）」の併用療法における胃がんに対する第１相臨床試験開始の準備が完了したと発表した。なお、同臨床試験は医師主導治験として実施され、ＯＴＳは治験薬提供者として参加するという。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）