貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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4507 塩野義製薬

東証P
7,114円
前日比
-32
-0.45%
PTS
7,110.2円
14:59 04/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.0 1.69 2.11 5.25
時価総額 21,096億円
比較される銘柄
武田, 
エーザイ, 
中外薬
決算発表予定日

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【植木靖男の相場展望】 ─ 1ドル120円割れに留意


「1ドル120円割れに留意」

●ダウ1万8000ドル再挑戦が焦点

 市場は、黒田日銀による金融緩和の補完策導入以降、失望売りが尾を引いていまだに立ち直れない状況が続いている。

 12月24日の下落で、ウリ警報が出たが、まだ本格的な下降局面入りしたわけではない。日経平均は12月15日安値1万8565円を下回るかどうかが引き続き注目されている。

 年末年始を控えて掉尾の一振を期待できるか否かは、次の二つの条件にかかっている。

 一つは、NYダウの1万8000ドル再挑戦があるかどうか。12月21日以降、3連騰して体幹が少し強化された。クリスマスラリーで、このトレンドが続きそうだとすれば、日本株にとって強力な味方である。そもそも米国株が崩れたのは、利上げが原因というより原油安がもたらしたもの。原油安も、窓を空けての反発だけに底入れ感が出そうだ。まして銅や亜鉛が追随して反発している。米国株のここへきての反騰に期待したい。

●医薬品が新年の物色テーマに

 もう一つの条件は為替動向だ。円安イコール株高の方程式は引き続き健在だ。確かに円安は家計を直撃するが、上場会社を潤す。所詮、株価は企業収益で決まる側面が強く、円安は株高なのだ。

 ところで、その円安が一向に進まない。それどころか、米利上げで円安が進まず、逆に円高に振れ始めている。気がつけば、120円割れすら危うくなっているのだ。110円台に入れば、もはや6月の125.86円抜けは困難になろう。

 かくてわが国株価は、とにかく円安に進むかどうかにかかっている。もっとも理屈で言えば、米利上げでドル高・円安になるはずであり、年末に向けて理屈通り円安に進むかどうか注目したい。

 ところで、早くも新年の物色テーマが取り沙汰されている。米国株を先達としてみれば、やはり医薬品に落ち着く。現状、小野薬 <4528> が牽引しているが、塩野義 <4507> 、エーザイ <4523> なども妙味があろう。

2015年12月25日 記

株探ニュース

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